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生体センシング機能工学???

山形大学 大学院工学研科
生体センシング機能工学専攻
M1       西田 創

*はじめに
 生体センシング機能工学ってなに?なぜ機械学会学生会の機関紙に生体センシング機能工学?と思われましたか。理由は、以下の文章を読んでもらえば、なんとなくわかると思います。

*生体センシング機能工学とは
 現在、高度科学技術社会の進展に対応して、人と人工物、人工物と自然の調和を考え、生命体の状態を高い精度と儲貫性をもって認識する必要があります。その活動を維持するための先端的なセンシング技術・生体環境の制御技術を展開し、我々の生命、生活の支援を行う高度な科学技術に関する学問が「生体センシング機能工学」です。このセンシング機能関連分野は21世紀の科学技術の鍵になるものとして期待されています。
 山形大学では、大学院工学研究科に独立専攻「生体センシング機能工学専攻」を新しく設置しました。そこでは、生体という最高のシステムから学びこれを対象とする新しい科学技術の創成が始まります。

*私の所属講座及び研究について
 本専攻は、5つの講座によって組織されています。その中で、機械系のみなさんに最も関係が深い講座は、生体機械情報学講座です。本講座では、生体からの機械情報摘出法、振動を利用した生体センシング、生体環境制御、さらには人の機械系のインターフェイスに関する研究・教育を行っています。
 私は、この講座に所属し細胞のストレスを検出するためのセンサーの開発を行っています。研究の内容を簡単に説明すると、細胞に温度・濃度・外力などのストレス刺激を与えた時、防衛・適応などの機能により細胞の硬化・変形などのストレス反応が起こります。このようなストレスをやわらかさという切り口から振動を利用したセンサーによって検出しています。結果として、それぞれことなった塩分濃度(0%、0.9%)の溶液に浸した卵細胞のやわらかさの明らかな違いを測定する事に成功しています。

*おわりに
 いかがでしたか?生体センシング機能工学について、少しはわかっていただけましたか?
 私自身も学部の時は、機械システム工学科に所属していたので、特に生体について勉強していたわけではありません。ただ生体に興味があり、また機械屋として生体を研究することにひかれ、現在、生体センシング機能工学に所属しています。もし、みなさんの中に生体に興味がある方がいましたら、ぜひ生体センシング機能工学へ・・・。


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