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インターネットを始める前に

一関工業高等専門学校 機械工学科
         5年 菅野 強

 このようなタイトルをっけたからにはインターネットを始める前に必要なことについて語ってみようとするわけだが、ちょっとその前に…
 十月のある日、1,2時間目の授業が終わって廊下を歩いていると、タイミング良く(むしろ悪く)S先生の研究室からS先生が出てきた。「おはようございます。」と言うと同時に先生が「おっ、菅野。ちょっと頼みたいことがあった。」と言って研究室に戻っていった。ついていくと突然、先生が「ワープロ出来るか?」と言ってきた。イヤな予感がした。すかさず、私は「出来ません。無理です。使ったことありません。」と答えた。勿論、ウソである。しかし先生は話を続ける。「A4の紙にワープロで文章を作ってほしいんだ。内容は何でもいい。とりあえず、これを参考にして…」と、「ComPass」と書いであるものを渡された。よく見たら、「日本機械学会…」と書いてある。イヤな予感的中である。そもそも私が学会の会員になったのは、S先生の勧めがあったからである。というよりもむしろ半強制的に入会させられた、と言うほうが正しいだろうか。今思うと、ダマされたという気がしないでもないが、仕方ない、引き受けることにした。
 さぁ、困った。何を書こうか。部活動でもやっていれぱ、それがネタになったかもしれないが、残念ながら、1年のときに入った自動車部は2年のときに辞めてしまった。理由は、2年になったとき、部の先輩が全員辞め、同級生の部員も辞めてしまい、その状態ではなんとなく活動を続ける自身がなくなったからである。このとき休部の危機にあった自動車部だが、残った少ない部員と新入部員と顧間の先生方の努力もあって、驚くなかれ、その2年後のホンダエコノパワー燃費競技全国大会の高専・短大の部において、1,2位独占優勝という偉業を成し遂げたのである。
 で、何について書こうか迷った挙げ句、インターネットについてのことでも書いてみようと思ったわけです。
 私は自宅でインターネットをやっています。eメールを使ったり、企業のサイトで新製品のカタログを見たり、アーティストのビデオクリップを見たり、新譜を発売前に視聴できたりとまぁ、非常に便利です。ところで、「自宅でインターネットを始めたいんだけど、まず最初に何をすればいいの?」という方がいるかもしれません。そんな方のために一つ、アドバイスをしたいと思います。
 インターネットを始めるには普通、プロバイダと契約する必要があります。プロバイダというのはインターネットという世界への入り口のようなものです。ある友人は「海外のホームページを見るには、その海外までの電話料金がかかる」と思っていたらしいが、そんなことはありません。インターネットというネットワークを使用すること自体にお金はかかりません。かかるのは、プロバイダに接続するときの電話料金と、プロバイダに払うお金くらいです。プロバイダは全国にたくさんありますが、それぞれがアクセスポイントを様々な地域に設けているので、できれば自宅近くにアクセスポイントがあるプロバイダと契約するのが望ましいです。(アクセスポイントはプロバイダにつながっていて、実際インターネットをするときはアクセスポイントに接続することになります。従って自宅〜アクセスポイント間の電話料金となります)しかしプロバイダによって料金体系やサービスに違いがあるので、インターネットの使用頻度と使用目的を考え、それに応じて選ぶ必要があるでしょう。インターネットが家庭で個人的に使われるようになり始めた頃、プロバイダ契約は書類などで行われていました。しかし現在、ほとんどのプロバイダがパソコン画面上でのオンライン契約という形をとるようになったきたので、何も難しいことはありません。誰でも簡単にプロバイダ契約ができてインターネットが始められるようになったわけです。
 これからインターネットを始めようとしている方、少しでも参考になりましたでしょうか?


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