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高松の池駅伝大会を実施して

岩手大学大学院 工学研究科
博士前期課程一年 吉井 司

 毎年7月に機械学会学生会主催で行われる,高松の池駅伝大会についてお話したいと思います.この駅伝大会の会場となる高松の池は,大学から徒歩5分ほどのところに位置し,「桜の名所100選」にも選ばれている,有数の桜の名所で,毎年ゴールデンウィークの前半には,多くの花見客で賑わっています.盛岡市民の憩いの場であるこの池の外周約1.7キロほどを計4周,一人が1周または半周を走って,たすきをつなぐという,慢性的な運動不足に陥っている学生にとってはかなり過酷なレースです.
皆さんの中には,球技大会ならまだしも,駅伝大会にわざわざ参加する人なんていないだろうとお思いの方も多いと思いますが,なんと,毎年100人ほどが参加しています.なぜ,そんなに参加者が集まるのか?その理由は,研究室の先生または学生のなかに走るのが好きな人がいるので,走りたくない人も巻き込んで研究室単位で参加する.または,走るのが大好きな先生が,自分の講義のレポートの代わりとして参加を呼びかけているので,レポート点がほしいから参加する.この二つだと思われます.というわけで,幸か不幸か,参加者が多くなってしまうので,運営する側としては,大変な面もいくつかありました.特に,計4周を何人で走るかはチームによって異なるため,その場合のハンデをどうするか,先生や女性が走った場合のハンデはどうするか,これらは,勝負の行方を左右しかねないだけに,かなり難しい問題でした.でも,みんなで準備した甲斐あって,トラブルもなく,ほぼ日程どおりに大会を終えることができたので,非常に満足できるものになったと思います.
僕の個人的な感想としては,面倒なこともありましたが,参加するのに比べれば,運営する方が肉体的にも精神的にも楽でよかったかな,と思いました.




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