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学生会を活用しよう

東北学生会平成13年度委員長校

八戸高専顧問教員 武尾 文雄

 平成5年に前任の金澤教授から学生会の顧問教員を引き継いで9年目の今年、委員長校の大役をお引き受けすることになりました。4月以降、学生会担当幹事の一関高専・佐々木教授ならびに本校の金澤教授のご助言を受けながら、何とかその任を務めて参りました。その中で感じたことのいくつかを思いつくままに書いてみたいと思います。

 東北学生会では、昨年度から東北学生研修会を実施する代わりに、その資金で多くの学生会員を全国研修会に派遣する事業を行っています。しかしながら、参加の募集に対する申し込みは意外と少なく、今年は秋田高専と八戸高専から各3名の参加となりました。昨年は一関高専、山形大学、東北学院大学から各1名の計3名でした。地域的にも人数的にもこの制度が十分生かされていないように思います。開催地によって派遣できる人数に変動はありますが、例えば各県(あるいは幹事校)から原則1名ずつ派遣するという案も考えられます。また学内の会員や近隣会員校の会員が集い、参加報告会を兼ねた交流会を開催することができれば理想的です。

 次に「メカライフの世界」展についてです。昨年度までは東北学生会への補助金として24万円が交付されていましたが、今年度は18万円に減額されてしまいました。東北支部の事務局に伺ったところ、これは他地区の学生会に比べて申請件数が少ないことが理由だそうです。今年度、東北学生会での申請は秋田大学、岩手大学、いわき明星大学、八戸高専の4件でした。来年度は、是非、積極的に申請して欲しいと思います。ちなみに八戸高専は、「メカライフの世界」展が始まった平成5年度に実施して以来、8年振りに申請しました。正直なところ「面倒だな」という気持ちがあり、委員長校となったことがきっかけで今回実施できたものと思います。しかし実施してみると、高専祭の中で最も見学者の多いコーナーとなり大成功でした。担当した学生たちも苦労が報われ、心地よい充実感を味わったことと思います。

 学生研修会にしても「メカライフの世界」展にしても、自分から行動を起こしてこそ初めて恩恵を受けることができるのだと思います。学生員の皆さんが積極的に東北学生会を活用し、有意義な学生時代を過ごすために役立ててくれることを念願いたします。



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