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山形大学工学部 黒田研究室

山形大学大学院理工学研究科 大学院1  半田雄祐

 山形大学工学部は山形県米沢市に所在している。この米沢市は夏はとても暑く真夏日が続き、冬は特別豪雪地帯になっているほどの雪国である。このような恵まれた環境で私達は日々、勉強、研究を行っている。

 本学は4年生になると同時に各研究室に配属になる。3年生後期の時点で、私は材料力学や弾塑性学に興味をひかれていた。そのため、それを専門分野としている黒田助教授のもとで研究を行いたいと思い、黒田研究室に配属を希望した。

 黒田研究室は私が4年生になったのと同時にできた研究室であり、現在2年目をむかえている。私が配属になった当初は、大学院1年生2名、4年生6名での始まりだった。空き部屋がそのまま研究室になったため、始めその部屋は目を覆いたくなるものだった。部屋の壁塗り、窓掃除、蜘蛛の巣取りとビルサービスのようなことが4年生になってから最初にしたことだった。しかし、そのかいもありとてもよい環境ができたことによって、その後はもうスピードで研究に取り組んだ。

 黒田研究室は先ほども述べたように塑性学を根底とした研究を行っている。その中で主に解析を中心としている。現象論的塑性論、結晶塑性論を用いた金属材料の解析、またクリープ変形やポリマーブレンド等の粘塑性の解析も行っている。信頼性の高い数値シミュレーションを確立するため、机に向かう日々をおくっている。

 最後に、できたばかりの研究室であるため、研究に関しても、研究室内のルールも黒田先生のお力添えもありながら、自分の考えを用いて、自分達で決めることが多い。そのため、何ごとにも自発的に行っている。こういったことは研究室が歴史を重ねてもこのままでいてほしいものだ。



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