目次へ戻る   

委員長校より

東北学生会委員長校顧問   土田 一

 平成元年に委員長校をお引き受けしてから14年後の今年度,2度目の顧問を担当することになりました.当時と比較しますと事情がかなり違っておりまして,特にインタ−ネット網が構築され,支部の事務局あるいは会員校の顧問の先生方との連絡が大変便利になったことです.

 この東北学生会の機関誌「ComPass」は当時委員長校だった時に担当幹事の先生から是非発刊するようにと強い要請があり,かなり苦労した思い出があります.その「ComPass」が今では「電子ComPass」となり,委員長校のURL上で閲覧できるようになりました. 当時は,原稿などを依頼するのに電話やファックスなど利用し原稿をいただき,編集・印刷製本を強いられ,予算的にもきつくかなり苦労したことを覚えております.
 当然のことながら「電子ComPass」を作成していただいた委員長校の顧問の先生方も大変苦労されたことと思います.大変ご苦労さまでした.

 一方,以前行われていた東北学生会の研修会がいつの頃からなくなったのかはわかりませんが,おそらく金銭的な問題や担当校の負担等で実施できなくなったものと察しております.東北学生員の交流の場が無くなりちょっと残念な気持ちもあります.
 今年度学生担当幹事の岩手大学千葉正克先生の文面にもありますが,学生員の交流を深めるためにも卒業研究発表会の時に懇親会を開催してはどうかというご意見もあります.これもまた,参加する先生や学生さんに金銭的な負担をかけてしまうし,お世話する委員長校にとっても大変なことと思います.
 この辺の課題を今後会員校の皆さんからご意見等をいただき,前向きに検討していただいたいと願っております.

 また,今年度の課題として,これまでその年度ごとに各県1校幹事校を決め,年度早々に幹事校会を開催し年間の行事等を決めておりましたが,前述したようにインタ−ネット網が張り巡らされ,会議もネット上で開催できる時代となっております.経費削減や日程等の問題から,幹事校会の見直しを図ってはどうかという意見が今年度の幹事校会で出され,年度末の定期総会に審議していただく予定になっております.

 いずれにしても,今後東北学生会をもっと活発に,より学生員のために役立つ会として運営していくためには,会員の増強を図り,東北支部のますますのご理解ご協力をいただき,各会員校の先生方にもご尽力いただかなければなりません.
 そのひとつとして,この「電子ComPass」の存在は学生員間の情報伝達としてかなり役立っているものと思います.今回,若干の会員校から原稿がいただけませんでしたが,「電子ComPass」の存在をもっと広めていただき,この東北学生会を皆さんで発展させていただきたいと思っております.

 最後に,2002年度「電子ComPass」に原稿をいただいた皆様にこの場をお借りし,厚く御礼申し上げます.



目次へ戻る