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研究室紹介

八戸工業大学 工学部機械工学科4年 大越 寛徳

 それでは、私の研究内容を紹介させて頂きます。私の今行っている研究は「吸収冷凍機用新型混合媒体の比熱」と題しまして、昨年から文部科学省より委託を受け実施している「都市エリア産学官連携促進事業」に着手しております。今年度は2年目でも有り更なる期待が持てます。そこで、研究内容の概要としまして、この事業は、大学の研究シーズを核にして地域の特性を生かした新事業の創生と育成を目指すもので、開発を進める「低温熱源回収システム」は、今までの研究成果である新冷媒を使って吸収冷凍機の小型化、高性能化を図る。これまで利用されなかった工場などの80℃以下の排熱を使い、従来不可能であった氷点下10℃の冷熱を得るもので、魚介類や農作物の氷温貯蔵など高付加価値産業の育成が期待できます。

左図は、現在私が測定を進めている実験機になります。吸収冷凍機の特性を詳細に予測するには、媒体の特性を把握しなければなりません。そこで使用されている機器になります。
右図は、実際に上部で行った測定結果を元にしまして、媒体をこの作動機に流してどの様に運転するか検証を行っております。

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