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私の大学生活

日本大学工学部 材料工学研究室 機械工学科4年 大谷 聡

 私の学生生活は遊びとアルバイト、そして勉学(←これがメインです!)の繰り返しでした。その中でも特にアルバイトは私の人生経験を豊かにしてくれました。

 大学に入学すると同時に、私は小・中学生を中心とした学習塾でアルバイトを始めました。教えてもらう立場から教える立場になったことで、最初のうちは戸惑うことが多々ありました。生徒がなかなか理解してくれず焦ったり、苛立ったりすることもありました。今では時間をかけてでも、生徒が理解するまで一緒に勉強していました。生徒からは一応、先生と呼ばれていますが、先生と言うよりは近所のお兄さん(おじさん?)みたいな扱いをされています。最近では学校であった面白いこと、部活の練習が辛かったことなどいろいろ話してくれるようになりました。それは嬉しいのですが、誰かが話し始めてしまうと収拾がつかなくなり、勉強に戻るまで一苦労します。私の中学校時代もこんな感じだったと思うと、教わっていた先生方に「ご迷惑ばかりかけて申し訳ありません」と申し訳ない気持ちでいっぱいになります。

 最近、大学の近くのコンビニに行ったとき、突然店員さんに「僕の事を覚えていますか?」と声をかけられました。彼は僕が学習塾で教えた最初の生徒でした。中学3年だった彼がもう大学受験、時間が経つのは早いと実感すると同時に、4年間で自分はどれだけ成長したのか考えさせられました。

 稚雑な文章で申し訳ありませんが、このアルバイトの中で教える事の難しさを知り、大変勉強になりました。私は、春から1人の社会人として生活していきます。これからの社会生活も、より有意義に過ごしたいと思います。

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