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私の研究

日本大学大学院工学研究科機械工学専攻 修士2年 松本 雄三

  私の研究は超音波の歯科医療への応用を行っています。簡単に説明をすると、現在の歯科診断では、患部の有無やその大きさにはX線写真が使われています。しかし、X線写真では医療被曝の問題が懸念されています。そこで、虫歯の診断には人体に無害である超音波を用いました。



  研究室で開発した歯科診断用超音波センサと診断システムの説明をします。口内でのセンサの使用を考えますとセンサの先端部分の大きさが限られてきます。そこで、反射板を用いることで超音波ビームが屈折反射し、口内での測定が可能な大きさのセンサになります。また、反射板の角度を変化させることでセクタ走査も可能になります。さらに、センサを虫歯に当てると診断システムが患部の大きさをリアルタイムに表示できます。このように医療と工学を融合した研究を行っています。

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