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研究室紹介

秋田県立大学大学院 システム科学技術研究科 機械知能システム学専攻
博士前期課程1年 菅康彦


  私の所属している流体システム工学講座には4つのテーマがあります。1つ目は、生物の持っている優れた機能や機構を解明することです。長い年月をかけた進化のすえに手に入れた優れた機能や機構を工学技術に応用するのが目的です。2つ目は、交流磁場を利用したマイクロ磁性流体アクチュエータの開発に関する基礎的研究です。生物の機能や機構を模倣するマイクロマシンのアクチュエータとして用いるのが目的です。3つ目は、マグナス風車の研究です。マグナス風車は、回転する円筒が風を受けると揚力が発生するという「マグナス効果」の原理を応用しています。従来のプロペラ型風車に比べて、発電効率が良く、建設コストが安く、強風に強いという特徴があります。4つ目は、磁性流体熱対流に関する研究です。磁性流体に磁場を印可することにより対流を発生させます。無重力では自然熱対流が起きないのでこの磁性流体を用いた熱対流を利用した熱交換器などに利用する目的で研究されています。以上が研究内容になります。すばらしい卒業論文、修士論文ができるようにがんばって行きたいと思います。


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