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寮生活について

八戸高専機械工学科5年  須藤 正

  自分は、青森県の八戸高専の学寮に入学してからずっと北辰寮という学寮に入っています。今年で卒業ですが今思い出すと学寮での集団生活がとても勉強になり、また色々な考えをもった人達との出会いと別れが大きく今の自分を作ってきていると思います。
 多分、高専生は寮生が多いと思うので自分と同じく思っている人もいるかと思います、なかには寮内の規則が厳しく全然楽しくなかったと思っている人もいると思いますが、卒業して時間がたったら良い思いでと変わっていくんじゃないかなと思います。
 寮の良い思い出といえば、北辰寮で最大の行事である寮祭があります。この日だけはみんな馬鹿騒ぎをしてぶっちゃけられて、皆いい顔をしています。深夜まで仲の良い友達と語り合うのも寮ならではと思います、寮祭のイベントであるラジオ放送に耳を傾け楽しむ人もいます。
 寮祭は、寮内の委員会である寮祭実行委員会が先導して執行部総出で準備をします。はっきりいって準備はかなり大変で、しかも低学年はテストが近い時期にやるので面倒臭いと思っている人が多いはずだと思います。だけど意外と人が集まってくれてまんとか毎年問題なく準備、運営が出来ています。自分はこれが不思議でならなかったのですが、寮の不思議と言えばいいのか皆ちゃんとやってくれます。寮に住むことで集団生活におけるモラルみたいなものが自然に備わっていったのかわかりませんが、普段寮則違反をしている人が率先してやっているということが多々あり本当に不思議です。本当は根は真面目な人かどうかはわかんないし、良い人かもわかりませんでも実際にやっていることは事実で、一緒に準備、運営をやっている人にはそれがすべてで自分もそれで良いと思います。
 寮は不思議な所です、寮生活をしていた、している人がいたらもっと眼を凝らしてみてみて下さいきっと、不思議なことや面白いことが色々起こっているはずです。



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