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「気づけば2007年」

福島工業高等専門学校専攻科 機械・電気システム工学専攻1年  遠藤 由弥


  福島高専へ入学したのは今から約6年前の2001年4月のことでした.当時は20世紀から21世紀への転換期真っ只中であり,世間はミレニアムミレニアムと慌ただしくも印象深い時代でありました.そして,その節目の時代に幸運にも受験戦争を乗り越え福島高専に入学でき喜んでいる自分が懐かしく思います.
  21世紀になれば車は空を飛ぶし,床は移動する.ワープだってできる.そんな想像に期待を膨らましていた当時から幾日も経ち,ふと立ち止まってみると,もう2007年でした.
  本科時代の5年間は授業,宿題,実験,レポートと連続技のように提出物が迫ってきて,それは学年が上がるにつれて増えていき時間が過ぎ去るのが二次関数の様に速くなっていきました.それでも,その忙しさの中に生きている実感を見出し,同じメンバーで5年間を共にするというとても貴重な体験で本当にかけがえのないものを手に入れたのもこの高専生活でした.
  本科卒業後専攻科に入学したわけでありますが,時間の流れは更に加速し,まるでターボチャージャーを付けたかの様に専攻科での1年目が過ぎ去ろうとしています.よく周りの方からも「20歳を超えたらあっというまに人生は過ぎてくぞ.」なんてことも言われますが,まさにその通りだと思います.きっとこの調子であっというまに福島高専での7年間の生活を終えて旅立ち,気がつけば30歳なんてことになるのでしょうが,中身の濃い充実した日々にしていくつもりです.
  福島高専での生活はとうとうあと1年になりましたが,今までと同じスタンスで悔いの無いように自分なりに生きていきたいと思います.その日その日を楽しみながら今後も様々な課題と戦っていきたいと思います.



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