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「委員長校便り」

東北学生会委員長校 弘前大学 顧問  妻木 勇一


  学生会に関わるのは初めてにも関わらず,委員長校顧問という大役を引き受けてしまいました.しかも,途中半年ほどのフランス出張もあり,行き届かなかったことも多々あったかと思います.そのような中,関係者の皆様には暖かいご支援を頂き,深く感謝致しております.
  さて,学生会にこの1年関わってみて,一つ感じたことがありましたので,学生員への要望としてここに書いてみようと思います.
  学生会における学生の主な活動は全国学生研修会,『メカライフの世界』展,各会員校における行事,電子コンパスの執筆そして3月に行われる卒業研究発表講演会などがあります.このような様々な行事に対し,学会がサポートを行い学生員が活動できる場を提供しているわけです.毎年同じような内容のものもあるでしょうし,そのほとんどのケースで指導教員や学会が音頭を取り,学生諸君自身は受身で参加することが多いのではないでしょうか.このような機会が与えられるというのはとても恵まれていることです.全国学生研修会へ私の研究室から二人の学生が参加しましたが,二人とも非常に良い経験になったと話してくれました.残念ながら一部の地区を除き,どの地区でも同じように受身で学生が活動しているのが実態のようです.しかし,願わくは,『学生会』という名前に負けないように,学生諸君がより自主的に活動できるようになって貰いたいものだと希望します.東北地区は地理的に非常に広い範囲をカバーしており,交通費の観点からも容易に交流が出来ないという大きなハードルがあります.とは言え,せっかくこのような良い組織があるわけですから,これをぜひ活用して下さい.新しい出会いは良い刺激になるでしょうし,学会を通すことで普段では見られないような場所を見学することも可能かもしれません.学会をどう利用し,どのようなメリットを享受できそうか,ぜひ,一人ひとりの学生員が考えそれを顧問の先生に伝えてみてください.面白い企画が実現出来るかもしれませんよ.
  最後に,東北学生会が益々繁栄し,多くの学生が学生会の恩恵を受けられるよう,今後とも皆様方のご協力,ご支援をお願い申し上げます.



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