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ロボコンを振り返って

一関工業高等専門学校

機械工学科 5年 岩松 智昭

  この5年間を振り返ってみると,1年の5月に機械技術部に入ってから現在の5年までずっと毎年ロボコンをやってきた.5年間は過ぎてみると短いもので,あっという間に5年生でロボコン参加も最後の年になっていた.
  ロボコンは毎年ルールが変わり,その年ごとに様々な特徴を持ったマシンが出場している.今年のルールは,相手マシンの旗を奪うロボット騎馬戦で1チーム2台のマシンが出場できた.そこで,自分たちのチームでは,2台が合体して戦うというコンセプトのマシンで大会に臨んだ.地区大会では,アイデア賞を受賞し,推選で全国大会への出場が決まった.ここ最近の一関高専は,全国大会にはよく出場していたが,良い結果は多く残せずにいた.そういったプレッシャーを感じつつも,自分たちのアイデアを重視していこうと決めていたので,合体するマシンに拘ったと思う.全国大会の結果は,初戦敗退だったが,出場した「金色堂」というマシンが地元の文化をアピールしたことが評価され「風林火山賞」を受賞することができた.
  私がロボコンを通して感じたものは,みんなで考えた異なるアイデアをまとめ,実際に形にしていったとき,自分が設計なり製作したパーツがマシンを構成して動いたり,考えた通りの動きをしてくれたときに作る楽しさが実感できることだと思う.
  最後に,5年間一緒にロボコンをやってきた仲間や先輩,先生方などいろいろなことがありましたが,ありがとうございました.また,後輩たちが全国大会で活躍してくれることを期待しています.


図 集合写真(左) 2台目のマシンに付いていた金色堂模型(製作協力:阿部氏)(右)


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