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Life in Yonezawa

山形大学

機械システム工学科 4年  佐藤 喜樹

  米沢に引っ越してきて、もうすぐ三年が過ぎようとしている。はじめて来た時、米沢に関する知識なんて大してなく、知っていた事と言えば「米沢牛」「上杉謙信」ぐらいだった。
  山形大工学部の学生は、一年生の時に山形市の小白川キャンパスで一年間を過ごすことになっている。そして、二年生から米沢市の米沢キャンパスへと移り、卒業まで過ごす。小白川での生活を経験してしまうと、米沢の生活はとても不便に感じてしまう。当初、本当に同じ山形県内なのかと疑ってしまった。小白川と比べて大学周りには何もないし、買い物するのも店がある場所までが遠い。
  田舎で育った自分にはこんな環境は大して問題ではなかったが、一番驚いたのが気象の違い。まず、夏の暑さだ。とにかく暑い。体調管理を怠れば、夏バテを起こしてしまいそうなぐらいだ。クーラー、扇風機がなければ寝付けやしないが、そんなものがない自分はこの季節、常に窓を開けて寝ていた。次が、雪の多さだ。雪が積もると、その高さはざっと1メートル。ある地域では三メートルも降る所があるらしい。さすがに、それは経験していない。歩道は雪が固まり、アイスバーンになって歩きにくい。今年に入ってさっそく、思いっきり滑って転んだ。
  米沢に住むと精神的にも、肉体的にもタフになる気がする.そんなことを思いつつ、今までの大学生活を振り返っている自分がいた。

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