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研究と秋田

秋田県立大学

システム科学技術研究科 機械知能システム学専攻 堀内 建佑

  2004年の3月、実家のある仙台から大学の入学手続きをしに、秋田、羽後本荘駅で電車を降りました。改札を抜け、駅前の通りの眺めを見て、愕然としたことを覚えております。
  こんな田舎では暮らしていけないと強く感じ、そのまま手続きをせずに実家に帰ろうかと思ったほどです。しかし、そんな想いも一か月、一年と月日が経つにつれ、大学の友達との思い出が増えていくことで、住みやすく居心地の良い場所へと変わっていきました。ここへの思い入れもだんだんと増えてきました。行きつけのお店なども増え、様々な人とコミュニケーションをとることが出来るようになるなど、ここが第二の故郷であると感じられるようになりました。
  研究という面では、研究がいかに大変なことなのかを知りました。初めは方向性と実験手法が決まっていて数をこなしていけば良い、迷ったら教えてくれるのであると甘く見ていました。しかし、いざ研究を行うためには、研究に関連する文献の調査、実験方針の決定、実験装置の作成、実験結果の分析などを全て自分の力で進めていかなければならず、方針や結果がすべて決まっている学生実験とは比較にならないほど大変であるということが分かりました。さらに実際に実験を始めると装置の不良や予期しない結果が生じ、改善するために一日中、自ら加工室に行って装置の改良や指導教官との議論をしていました。そのように時間と多大な労力をかけたことが、幸運にも報われ良い研究結果が得られました。良い結果が得られた時の感動は、言葉では表現できないものでした。
  その成果を発表しに、国際学会を含め様々な学会に参加することができました。国際学会では、非常に華やかな雰囲気のもとで、私のたどたどしい英語での説明にも関わらずに、最前線で活躍されている先生からのアドバイスを頂くことができ、さらに研究をする励みになりました。また空いている時間を活用し、世界遺産である黄山(中国、Huangshan)での風景に感動しました。異文化を肌で感じることで、新たな価値観を感じました。
  最後にこの場所で、様々な人と出会い、想い出を重ねられたことが大学での最高の思い出であったと思います。この場をお借りして出会った人に感謝を申し上げます。

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