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真面目さと謙虚さと諦めない気持ち

秋田工業高等専門学校

専攻科 生産システム専攻 加賀 達也

  現在2010年1月11日。正月ボケもそこそこに、高校サッカー決勝をTV観戦しながらこの原稿の執筆に取り組んでいる。この原稿って何書くの?と思いながらパソコンの前で悩んだ結果、7年間も秋田高専にいたことに気付き、ありきたりの発想なのだが、学生生活を振り返ることにする。
  ぶっちゃけ、自分は優等生ではなかった。何というか、高専に来るのは決まって「理系の人」であるが、自分の場合は「文系ではない人」なのだ。特に数学が得意というわけでもないし、物理も苦手じゃない程度である。しかし、そんな自分も気付けば7年間の高専生活を送り、この3月で高専を卒業する。こんな自分でもだ。決して高専生活が楽だったわけではない。そんな厳しい状況下で、何故ここまでこれたのか。まぁ、ひとえに先生方のおかげなのだが、自分的にはこう思う。「真面目で謙虚だったから」。自分で言うなとも思うが、唯一の取り柄なので許してほしい。とどのつまり、大事なのは真剣に物事に取り組む真面目さと、教えを素直に受け止める謙虚さなのだ。このことを高専生活では学ぶことができた。ありがとう。
  そうこうしている内に…青森山田負けちゃった。東北勢として、そして柴崎岳選手のいちファンとして応援してたんだけど。後半とか惜しかった。でも、勝ち負けは抜きにして、全員が諦めずに一つのボールを追う姿は見ていて熱い気持ちになった。実況が言っていた(気がする)が、そこが高校サッカーの素晴らしさなのだろう。社会人となる4月に向け、今から自分も諦めずに研究を頑張りたい。

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