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サークル活動で学んだこと

弘前大学

理工学部 知能機械工学科4年 高野 陽

  私はロボティクス研究会というサークルに所属しています.主な活動内容は毎年行われるNHKロボコンに出場するためのロボットを作るというものです.
  大会に出場するためのロボットは市販のキット等を使用することは禁止されているため,車体,基盤,プログラム等は自分たちで作ったものを使用し,すべて自分たちの手で作ります.また,その際は部員達で役割を分担して行い,それぞれに得意な分野と不得意な分野があるため,設計やプログラミング等は各自の得意な分野を担当します.
  以前は製作の人数が少なく,一人でいくつもの仕事をこなしたこともありました.しかし,その時は一度失敗すると改善策や修正案が出るまでに長い時間がかかり,全体の計画も思うように進みませんでした.そして結局は未完成のまま提出の期日になってしまうことが何度もありました.
  私はこのサークル活動での経験から,一人の力で出来ることの限界は自分で思っているよりも低いということがわかりました.一人では何かに躓いたとき立て直しに長い時間がかかり,苦手な分野では何をするにも一向にはかどりません.私はこのロボット作製の経験を通して,数人で共通の目標に向かって共同で作業をしていくことは,とても重要だということを改めて知ることができました.

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