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研究室での生活と,集大成に向けて

弘前大学大学院

理工学研究科 知能機械システム工学専攻 修士1年 工藤 公丈

  機械系熱流体研究室である鳥飼研究室に所属し,まもなく2年が経とうとしています.修士1年としてのこの1年間は,当然ではありますが昨年までの学部生としての一年間に比べ大変充実したものであったと感じています.これは,学部生時代の自分に比べある程度は周りを見る事が出来るようになってきたからではないかと思います.
  昨年,研究室に配属した直後からそれまでの学生生活のリズムが一変し,研究室主体の生活が始まりました.「渦輪を用いた拡散火炎の消火」という自らの研究テーマはもちろんの事,研究室でのルールや役割分担など,それまでどちらかというとゆったりと学生生活を送ってきた自分にとっては,考えて行動しなければならない事柄が突然多くなり,大変だ大変だと毎日の生活を送っていたような気がします.そのような学生生活を送った学部4年生の1年間は,充実していなかったかというと嘘になりますが,右も左も分からずにただひたすらに卒業に向けて駆け抜けたという思いが強く残っています.
  それから1年が経ち,今も自らの研究課題や大学院での講義など,日々を駆け抜けている状況は変わってはいませんが,それでも同じ研究に携わる後輩が出来,修士1年として研究室内での責任が大きくなった事で,これまで以上に自分だけでなく周囲に目を配りながら生活していく事が必要である,と実感しています.
  春からは鳥飼研内で最高学年である修士2年となり,学部生時代から継続してきた自らの研究課題に関しても成果が求められる重要な1年間となります.後輩達を引っ張っていけるように,そして自らの3年間の集大成の1年と出来るよう,1日を大事にし生活していきたいと思います.

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