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研究とアルバイト

岩手大学

工学研究科 機械工学専攻 修士1年 藤澤 俊

  私は,大学2年から現在までアルバイトを続けてきました.アルバイトを始めた時は,ただお金が欲しかっただけでした.しかし現在では大学の勉強だけでは学ぶことができないことをアルバイトから学ぶことができ,そこでの経験が現在の研究を行うときに多少活かされていると思います.
  私がやっているアルバイトは,売り場の一角を任されてその売り場の発注,品だし,陳列,商品管理の全てを行い,レジでの接客も行うというものです.初めてやったときには覚えることが多く,経験したことがないことばかりで,同じ時期に大学のテストがあったときには面倒になって辞めようとも思いました.しかし,そのときに辞めなかったおかげでその後,私はあることを学ぶことができました.それは,厳しい事があってもその先にはいいことが待っているから諦めずに最後までやりぬくということです.
  アルバイトをして半年がたった頃,私の担当の売り場で棚変えがあり,全ての商品の陳列を入れ替えなければいけないということがありました.棚場変えでは売り場のレイアウトから必要な棚の枚数,フックの数などを考えてそれに沿って売り場を変えていくというものでした.この仕事は日常の仕事に比べてすごく大変でやっている時期に大学のテストも重なり,アルバイトなのに何でこんなことをやらなきゃいけないんだと思い,辞めようとも思いました.しかし何とかやり遂げて,新しくなった売り場にお客様が来たとき,「前よりもすごく見やすくて買いやすくなった」と言ってくれて,大変な事でもやり遂げればいい事が待っていると実感しました.そしてこの経験から大学の研究でなかなか結果が出ないときにも,諦めずにやり続ければ絶対に良い結果が待っていると思うことができるようになりました.
  皆さんも何かをやっているときに途中で投げ出したくなるようなときがあるかもしれませんが,途中で諦めずに最後までやり抜くことを目指して頑張ってみてください.きっと,いい経験が得られるはずです.

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