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専攻科に入学して思うこと

福島高専

機械・電気システム工学専攻 1年 上田 卓也

  高専に入学して、あっという間に6年の歳月が経ち、あと4,5ヶ月で専攻科2年になります。高専本科の進路の選択のとき、私の本命は専攻科ではなく別の大学でした。しかし、不合格で専攻科に入学するしかありませんでした。しかし、「今思えば専攻科に入学して正解でした。」と言いたいところですが、専攻科に入学したことが正解なのかどうかの答えをいまだに出せません。もちろん、専攻科に入って、今まで本科で学んできた知識に加えて、更に高度なレベルの学習をできることは確かだし、授業を担当していただく先生方とも気軽に質問できるなどメリットはたくさんあります。もちろんデメリットもありますが。でも、ほかの大学に行ってもメリットもあればデメリットがあることも確かです。どうして、自分で決めた進路なのに正しかったのかどうか自信がないのか。それは今の自分の勉強や生活に自信がないからだと思います。本科を卒業して,社会に出たり、ほかの大学に行ったりして別れた友達の帰省した姿を見ると「大人だなぁ。」と思ってしまいます。別に見た目は変わるところがなければ、しゃべり方や癖など何も変わらないのですが、何かイキイキしているなと感じます。みんな一生懸命だからそう感ずるのだと思います。今の私に一生懸命かどうかと尋ねられると返事は正直微妙です。学校に遅刻していくこともあるし、他にも色々と。
  社会に出る前にもっといろんなことに挑戦したいと思います。その中には、成功だけでなく、失敗もあろうけど、それもいい経験だと思います。そういう経験がこれからの自分の人生に活きてくるのではないかと考えます。専攻科を卒業できたときにこう思いたいです。「専攻科に入学して良かったと。」

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