目次へ戻る   

ウォーキングについて

弘前大学

理工学部 知能機械工学科4年 木村 一星

  大学4年になってからウォーキングのイベントに参加する機会が2回あった。その内の 1回目は5月に行われた「津軽路ロマン国際ツーデーマーチ」である。20kmコースに参加したのだが、そのくらいなら余裕だろうと軽く考えていた自分は何の準備もせずに当日を迎えた。全行程の半分を過ぎても特に問題無く歩けていたので安心しきっていたが、後半に傾斜の大きい坂道に直面した事でその余裕も失われていった。2度目の坂道を通過した頃には限界に近づいていて、そこからゴールまでの数kmが本当に地獄だった。結局なんとか歩き切る事が出来たのだが、その後数日は体の節々の痛みに悩まされた。
  2回目は9月の「歩け運動」である。これは終電で鰺ヶ沢駅に向かい、そこから弘前大学までの50kmを歩こうという物だった。この時は前回の失敗を踏まえて服装はジャージ、荷物も最低限の物に絞った状態で参加した。最低でも20kmは歩こうという低い目標を持ちスタートして順調に歩き続けたが、前回はほぼ平坦な道のりであったのに対してこの時は山道であって非常に坂が多く、どんどん足へのダメージが蓄積していった。20km付近の休憩地点まで歩いた頃には、まだ半分も過ぎていないにもかかわらず足が限界に来ていた。この辺りから熊が出没するらしかったのだが幸いにも遭遇することは無かった。もし会っていたら確実に逃げられなかったと思う。気力を振り絞って歩き続けていたが、26km地点の休憩地点で限界を迎えリタイアしてしまった。一応目標としていた20kmには到達したのだが、やはり最後まで到達出来なかった事が心残りになっている。大学院に進学する自分にはまだ参加する機会があるので、次回こそはゴールまで歩けるようにしたいと思う。

目次へ戻る