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鶴岡高専の売り

鶴岡工業高等専門学校

機械電気システム工学専攻 1年 安在 拓也

  高専の売りは?と聞かれると大半の人が就職率! 就職に有利!!と答えるだろう.就職難といわれる今そこだけが注目されることは仕方が無いことだと思う.しかし,高専の売りはそれだけではない.
  いままでの高専生活で何度もあった企業の方の講演会や,先生たちのコネによる貴重な工場見学,そして専攻科の講義でもある総合技術概論などで企業の方,高専の先生方から様々な知識や,経験談などを聞けることもその一つだと思う.
  自分たちがまだ経験できないことを聞くことができるのはとても貴重で楽しみな時間の一つになっている.
  今年にはいっても各学科の先生たちやJAXA,JAMSTECなどの有名な企業の方,円周率の世界記録を出したことのある東京大学の金田康正さんなど広い分野にわたってお話を聞くことができて本当によかった.最新の技術やその歴史などを専門の人から聞けるのは高専生だからこそである.
  その中で,機械科だから機械,制御科だから制御,と区別するのではなく必要,興味をもったことを自分で理解していくことで自分の思考の柔軟性を高めることができ,独創的な発想ができるようになるというお話に感銘した.そして,高専というのは様々な分野の専門の先生がいて知識を高めるのに最適な場所だと思う.
  わからないこと,知りたいことを聞けるうちに全部きく!!いろんなことに興味を持つ!! そういう姿勢が大事だと思った.
  就職がきびしいといわれる中で,就職率の高い高専や大学に入学するだけで満足せず,知識を高め技術士補や基本情報など自分のパラメータとなる資格をとるなど,自らが行動し,企業に必要とされるような人材になることが大事になってきていると思う.

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