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山形大学工学部南後研究室所属

小口季臣

タイトル:私と卓球

私は、高校・大学と卓球を続けている.卓球と聞いてどんなイメージを思い浮かべるだろうか.小さなラケットで小さなボールを打つ地味なスポーツ、かくいう私も、高校で卓球部に所属するまではこのようなイメージしか持っていなかった.
高校から卓球を始めた私は、経験者に囲まれて卓球をしていくのだが、当たり前のように周りのみんなは私よりも上手である.何よりラリーが続いていて面白そうだ.
「ラリーが続くように、ちょっとは上手になりたい.」
この思いがきっかけだった.ここで私はある行動をとる.
「そうだ、プロの動画をネットで検索してみよう.」
衝撃だった.目の前のディスプレイに映し出される卓球の試合は、私の知っている卓球ではなく、例えて言うならば、まるでテニス.試合をしている両者は、卓球台から何メートルと離れて、わずか40mmしかないピンポン球を目にも止まらぬようなスピードで打ちあっている.これは私の知っている卓球ではない.私が卓球にはまったのはそこからだった.
大学生となった今も、卓球部に所属して卓球を続けているが、高校の卓球と大学での卓球とで違いがあったのだ.当然、卓球部には大学に入ってまでも卓球を続けたい輩があつまる.ここがポイントだ.高校によっては部活動加入が強制的な高校もあるだろう.私の高校がまさにそれだった.そうなると当然、部員の間でもモチベーションの高い人、低い人と差がでてくる.大学の部活ではそれがない.卓球が好きな輩があつまるので、みんなのモチベーションは高く、なんと言うか、とても居心地が良い.お互いを高めあえる気持のいい環境が大学の部活にはあるのだ.
山大卓球部は大会にも積極的に参加する.東北学生リーグなどの大きな大会ともなると部員全員が一丸となって大きな声をだして応援する.卓球をやっていない人には想像がつかないであろうが、卓球の試合は、地味なものなどではなく、やっている当人たちからすれば激しい動きも多く、試合中の駆け引きも高度なものをようし、大変見応えのあるものだ.
最後に私の好きな選手の試合動画をお勧めして終わります.暇がある方はyoutubeかなにかで「Chen Weixing」と検索してみて下さい.この選手の試合は動きが大きく、卓球をあまり知らない方でも見ていて面白いと思います.これを読んで少しでも卓球に興味を示していただけたら幸いです.

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