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大学院生活について
日本大学
大学院工学研究科 機械工学専攻 博士前期課程 藤澤 悠

私は現在,大学院の1年生になり研究室で研究をしつつ大学院の授業を受けている。昨年度は学部の最終学年であり授業がなく卒業のため研究に取り組むだけで良かったが,今年度院生になってから研究は後輩が三人程ついて指導しながら自分の研究を進めていく形になった。そのため,昨年度に比べると私の研究だけでなく大学院の授業や後輩の指導など忙しい日々を送っている。特に学会前や課題に手間取ったときは研究室で遅くまで取り組んでいる。また,初めて人の上に立ち後輩に指導する立場になり思ったことは,後輩に研究内容を理解させるためには,それ以上に自分が理解するために勉強しなくてはならないということと,自分の発言や行動に責任を持つ立場であることを自覚し後輩の模範となる生活を送るべきことである。これらを実行する過程で多くの失敗をし,自分自身には足りない力や能力が多くあることを実感した。専門的な知識も足りないが,特に後輩に対してのアプローチ,研究内容を文章にする力やプレゼンで発表する力などが足りなかった。どれも社会に出てから重要な能力である。そのため,社会に出ていってこれでうまくやっていけるのかを不安に感じた。そして,自分自身をより成長させたいと思うようになった。

研究が始まり,一番強く感じたことは失敗があるからこそ自分自身は成長するということである。失敗を恐れずに最後まで挑戦し続ければ,自ずと成長し高みに上がっていける。この気持ちを胸に残りの大学院生活をより確かなものにし成長していきたい。




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