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私たちから見た機械

福島工業高等専門学校 産業技術システム工学専攻 エネルギーシステム工学専攻 1年
安島 優成

 機械という分野を選択し、入学してからもう6年がたとうとしている。中学生の時に考える将来何をしたいかというものは非常に曖昧だと思う。クラスメイト達になぜ機械科を選択したのか聞いてみても明確な意思を持って選択した人はほとんどいないのが現状だ。
また最近の若者は機械自体には興味がないとよく言われる。たしかに私の身の回りに車やバイクが好きな人が多いとは言えない。どちらかと言えば機械そのものではなく、それらを制御するほうに興味があるようだ。
 現在市販されている車やバイクにあまり魅力を感じない。若者の自動車離れと言われているが本当にそうなのだろうか。たしかに現代の地球環境や排気ガスの規制などを考慮すれば性能ばかりを追い求めることは出来ないだろう。また車を所持することでたくさんの税金も支払わなければならない。しかしその中でも最近ハイブリッド以外での燃費向上の方法なども実践されている。つまり自動車エンジンはまだまだ完成していないと言えるだろう。また今の自動車業界の現状は、特に好きでもないものを仕事として作っているようにしか見えてならない。車やバイクが大好きな技術者が作ったそれらは非常に面白いと思う。
 今後の業界は車やバイクが大好きなそんな若者が協力し環境問題や情勢と対面しながらも面白いモノづくりをしていければと思う。




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