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挑戦

秋田工業高等専門学校 生産システム工学専攻1年
児嶋 良太

 私は秋田高専に入学してからの5年間、どんなことに挑んできたかを思い出してみた。特に思いつくこともなかった。とても平和な5年間だったのである。

 入学当時は初めてだらけの環境に胸を躍らせていた。専門的な座学は興味深かく、工学実習では自分でものを加工する面白さを体感することができた。工学実験では、座学で得た知識を、実験を通してみることで、より理解を深めることができた。学年が上がり、製図演習では遅くまで図面とにらめっこし、創造工学演習では班員とともに動かないマシンと格闘したこともあった。思い出してみれば、いろいろあったということが分かるが、その中に『挑戦』といえるものがあっただろうか。それなりに物事に取り組んできたが、私自身が『挑戦』したといえることはなかったように思える。困難なことや大きな壁にぶち当たったことももちろんあった。しかし私の中では『挑戦』というには何か足りないのである。

 専攻科に進学したことは私にとって挑戦であるのだろうか。専攻科に上がってから配属になる研究室を変えたことは挑戦になっただろうか。先送りにしていた就活は私にとって最大の挑戦となってくれるのだろうか。

 残り少ない学生生活、私は、私の中の『挑戦』と向き合っていきたいと思う。




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