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動力研究部の紹介

八戸工業大学 工学部 機械情報技術学科 3年
川畑光

 私は動力研究部というサークルに所属しています。このサークルでは大きく分けて二つのことを行っています。一つは、「ブラシレスモーター製作キット」を用い、自作したモーターでEVエコランでの記録を目指すということ、もう一つはガソリンエンジンを使用した省燃費競技大会に参加し記録を目指すということです。今回は、省燃費競技大会での活動について紹介していきたいと思います。

 私たちのサークルがメインとしている大会は栃木県ツインリンクもてぎで行われる「本田宗一郎杯 Honda エコマイレッジチャレンジ」というものです。エコマイレッジチャレンジにはいくつかのグループがあり、中学生・高校生・大学・一般の部に加え二人乗りクラスなどがあります。この大会には多くのチームが参加し、海外からの参加チームもあるほどです。今年は約360台のチームがエントリーし、動力研究部が所属する「大学・短大・高専・専門学校」クラスには77台のエントリーとなっていました。

 動力研究部では例年出場させているマシン「三号」に加え、今年作成した新マシン「新一号」の二台での出場でした。三号は例年からの変更点としてエンジンのオーバーホールに加え、ホイールのオーバーホールを行い、圧縮や惰性の大幅な向上を行うことができました。一号に関しましては、今年からドライバーも変更されており去年と同じところが何一つない状態でのスタートとなっていました。私自身も初のチームマネージャーということもあり緊張しながらの参戦となりました。

 いろいろと戸惑いながらの大会ではありましたが大きなトラブルもなく無事に終えることができました。大会の記録に関してもとても満足のいく結果を得ることができました。三号は去年の記録と比べ約二倍近くの記録向上をすることができ、334.29km/lという結果を残すことができました。一号に関しては、418.208km/lというサークル設立以降記録が残っている中で歴代最高のものを出すことができました。今年は新しいことに挑戦していく年となりましたが、その中で良い記録を残すことができたのはとても誇らしいことだと思います。両マシンともまだまだ改良できる部分はあるので、この記録に満足することなく、さらに上を目指し来年へとつなげていけるように努力していきたいです。





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