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学会発表に参加して

弘前大学大学院 理工学研究科 知能機械工学コース
博士前期課1年
水科 拓己

 今年9月に,名古屋大学で行われた,第29回計算力学講演会(CMD2016)に参加し,自分の研究テーマである微細配線のエレクトロマイグレーション損傷評価に関する発表させていただきました。

 発表に至るまでの準備期間では,自分の日程管理の甘さもあり,研究が思うように進めることができず,発表の準備も直前まで完了しないというような事態になり,反省点が多いものになってしました。また,食物にあたり感染性胃腸炎にかかってしまい,点滴などで一週間家から出られない状態になってしまうといった体調管理の甘さや,共同研究者に研究を一部分引き継いでもらうなどの対応を取らなかったなど,今後の行動を改善しなければならないと感じることが多々ありました。

 学会本番では,あらかじめ作っておいた発表原稿を緊張から忘れてしまうという失敗をしてしまいましたが,なんとかその場で記憶をたどりつつ発表を行うことができました。同じセッションの方々の発表を見て,堂々とした発表の仕方や,適度に説明を省略し発表に緩急をつけるなど,参考になる部分が多く,次の機会に生かそうと思いました。また,他大学が今どのような視点を持って研究を進めているかということを知る良い機会を得られたのだと感じました。

 最後に,今回の反省を肝に銘じ,計画性を持って研究を進め発表準備を行うということを常に念頭に置きながら,今後の研究を進めていきたいと思います。また,いつか学会で成果発表を行うんだという目標を持ちながら研究を進めることで,マラソンなどに例えるとチェックポイントを適宜設定し,それをこなしていくことで最終的に目指す到達点へモチベーションを保ちながら走り切れるのではないかと考えています。

 

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