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今後のロボカップに向けて

いわき明星大学 科学技術学部 科学技術学科 4年
圓井 貴紀

 私が配属しているロボット研究室では、2011年度からロボカップに参加しています。研究室が参加している競技種目は、ロボカップサッカーリーグの一つヒューマノイドリーグです。このリーグはヒト型の、自律型二足歩行ロボットを使います。1チーム3台ずつのロボットを配置しサッカーを行います。二本足でボールを追いかけたりシュートをするので、ロボットの調整が大変難しいです。またロボットの転倒による部品の歪みやプログラミングの再調整などが必要になってくるため、大会当日でも気の抜けない競技になっております。

 私も2016年3月に行われたロボカップに参加しています。ロボカップでは毎年少しづつルール変更があります。例えばボールの色が変更されカメラの認識が難しくなったり、芝生の高さが前年度より高くなっている場合があります。そのため前回優秀な成績を残したチームでも、調整が間に合わなく活躍できなかったチームも出てきました。今回は私の前任者にあたる先輩が設計・作成した新しいロボットを使い予選突破を果たすことができました。

 今大会で使用したロボットは、今ままでにはなかった新しい発想で作られたロボットです。そのため他のチームにはない利点と欠点を兼ね備えています。私はその欠点の一つ脚部システムの問題を解決するため関節部のロック機構の開発を行っています。現状はなかなか成果が出ていませんが、最後まで頑張りたいと思います。


 

 

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