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学会発表を経て

岩手大学大学院 工学研究科
機械システム工学専攻 博士前期課程1年
早瀬知行

 私は、先日初めて日本機械学会年次大会にて発表をする機会がありました.大学院に進学して、学部生時代とは違った環境で学生生活を過ごすことが多かったのですが、その中でも特に学ぶ事が多かったように感じます。今回の学会発表では特に,相手に物事をよりよく伝える事の重要性を実感しました.学生生活で、研究を進め、成果を纏める際、他の人と連携して物事を進める機会が多く、相手にいかに伝えるということが重要だと感じる場面が多くあります。

 発表に際して何が重要であるかを明確に整理し、正確に物事を伝えるには、それだけ自分で理解している必要があります。その点で伝え方を工夫する事は自分の研究への理解を深める事にも繋がります。また、上手く自分の研究を伝える事ができれば、多くの人と協調して研究を深められる良い機会にもなります。私はこれまで学生生活を送る中で,相手にいかに伝えるかが大切であるかを聞くことは多かったのですが,あまり実感がわきませんでした。また、大学院に進学してからは研究量も多く、忙しい中で伝え方について考えることも減っているという状況でした。しかし,今回の学会発表では、ゼロから発表内容を仕上げるということもあり、どの点が重要であるかを整理したり,どうすればより相手に伝えられるかを実践的に学ぶ良い機会になったと思います.

 発表時には緊張していたこともあり、学習するには時間が少なかった印象がありますが、研究について新しい知識を得たり、研究の進め方や発表の仕方などで新しく知ることがあったりと今後に役立てる事が多くありました。まだ知識や経験が少なく、多くの人に支えられている立場ですが、今後に役立てられるような有意義な体験ができたと思います。

 最後に、学会発表は、自主的に取り組むことが多く、その分学ぶことが多く得られるので研究に役立てる事が出来ると思います。機会があればぜひ挑戦してみてください。

 

 

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