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大学祭実行委員の活動を通して

東北学院大学 工学部 機械知能工学科 4年
水野雄介

 私は1年生から3年生まで工学部祭実行委員会に所属し,3年次にはメインステージの企画・運営と,芸能人の誘致を行う企画部の長を務めました.私の代は開催50周年のメモリアルイヤーであり,盛大な開催が期待される一方で相当なプレッシャーと戦いました.限られた予算と時間の中で50人近くいる企画部員を統率しつつ,ステージや音響照明の手配,芸能人誘致のために協力いただく企業の方と密に連絡をとりながら,大学の講義で課される実験やレポートとも戦ってきた3年生での1年間は,非常に多忙を極めていました.委員長や他部署の長などの幹部とは幾度も衝突し迷惑をたくさんかけましたが,そんな幹部や仲間に助けられながら入念に準備をしてきました.

 準備日と本番2日間の計3日間,当日の予定変更などイレギュラーなことも多々ありましたが大きな問題も起きることなく無事に終えることができました.私が実行委員会に所属した3年間の中では1番の集客をすることができ,たくさんの笑顔を作ることができたのではないかと自負しています.この実行委員会での活動で私は人を動かすことの難しさと楽しさを1番に学びました.活動当初は思うようにことが運ばず,どのようにしたらスムーズに効率よく,それでもってやっていて楽しい活動ができるのかを模索する毎日でした.しかし幹部や仲間,後輩の支えの下で活動し,最終的には大成功に終えることができたと思います.フィナーレでは成功に終えた大学祭を振り返り,安堵感や達成感,プレッシャーからの開放など様々な感情に駆られ涙しましたが,1番心にあったのは最高の仲間と最高の大学祭を一緒に作り上げることができた充足感です.普段の大学の講義では経験・勉強することのできないことをこの三年間で色濃く自分のものにすることができたと思います.良い仲間に出会えたこと,一緒に活動できたことに心から感謝しています.



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