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北海道での学会参加

福島大学大学院 共生システム理工学研究科 1年
中嶋勇樹

 大学院生になると,自分の研究を行っていく他に,学会発表を経験していかなければならない.先日,私は日本機械学会のM&M2017 材料力学カンファレンスで発表する機会を得た.自分にとって3回目となる学会発表だが,今までで一番規模の大きい学会での発表となる.全国から材料力学のスペシャリストが集まり,教授や社会人,学生が材料力学の中でも様々なジャンルにおいての研究発表が行われた.私の発表は初日の午前中に行われる.前日に北海道入りした私は,余った時間に北海道神宮へ参拝させてもらった.神頼みで申し訳ないのだが,発表の練習の成果が出るようにとお願いした.発表当日は緊張に苛まれながらも,十分に発表できたと思う.質問されたことに対して答えることができたが,改善点も見られたので,次の発表までに努力していきたい.

 学会で他の発表を聴いていると,自分と同じような材料を用いている研究があった.自分は直径50μm程度の中空・球体形状の材料を軽量化のための充填材として用いているのだが,他の研究では,充填材として用いているのは変わらないが,球体の中に修復剤を注入し,球体が割れることで材料内の修復をするらしい。自分の研究とは異なったベクトルでの発表を聴くことができ,非常に有意義だと思えるような学会参加となった.

 学会発表のために北海道へ来たが,せっかくの北海道なので観光もさせてもらった.ご存知の通り北海道は食が有名で,ジンギスカンやスープカリー,海鮮丼,札幌ラーメン等,様々なジャンルの食を楽しませてもらった.2日連続でジンギスカンを食べたときは,服の匂いが気になって仕方なかったが.

 学会に参加すると,今までとは違った体験が得られるので,機会があれば是非参加してほしい.私は,今度は京都へ発表に行くようだ.どういう発表をするのかを考えていかなければならないが,今から何を食べ,どこに観光に行くのかも計画を練らなければならないだろう.




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