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自動車整備コンテスト

八戸工業大学 工学部 機械情報技術学科 4年
浦田滉平

 今年10月に、自動車技術会 東北支部 学生自動車研究会 主催の学自研整備コンテストが開催されました。私の所属している自動車工学コースでは、3年生と4年生が毎年参加しています。
 自動車整備コンテストは、2人1組となり、学科試験と実技試験の両方を行い、合計点を競い合う競技です。実技試験には、ノギスでの計測、運転シミュレーター、液体判別、灯火装置故障診断と様々な問題があります。この中で、特に難しいのは、液体判別と灯火装置故障診断です。理由は2つあり、1つは問題設定そのものが毎年難しかったり、片付けや手順での減点が厳しかったりすることです。もう1つは、ペアで同じ問題に対して話し合い、分からない問題の答えを導き出す必要があるということです。例えば、自分は答えがAだと思い、ペアの子がBだと思った場合、どちらにするのかを決めなければなりません。勉強で身につけた知識を使い、話し合いをしながら、違う角度からモノを考える必要があります。つまり、高得点を取るためには、個々の能力も大事ですが、チームワークも重要な鍵となります。
 私は昨年に引き続き、2回目の自動車整備コンテストでした。今年は4年生で最後の年であり、昨年の結果を超えようと、ペアで練習を重ねてきました。今回のコンテストでは、自分のミスがひびいてしまい、納得のいく結果にはなりませんでした。しかし、コンテストに向けて勉強した内容は、今後受験する二級ガソリン自動車整備士の試験に生かすことができます。また、後輩たちへと引継ぎ、来年は後輩が良い結果を取れるようしたいです。




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