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カメラと車と旅行と

山形大学 4年
織茂将太

 ふと最近疑問に思ったことがあり、カメラ、車、旅行などの趣味にはなにかつながりがあるのかというものだ。

 私にも当てはまるのだが、趣味が上に挙げた3つという人が周りに多い気がする。少し考えてみると、観光のため「旅行」先へ「愛車」で足を運び、現地で「カメラ」で写真を収める。この一連の行動は、常に楽しむという欲張りから来るものなのだろうか。答えは分からないが、なにかつながりがあるのだろう。

 「つながり」に気づくことは面白い。

 私は、微視的な物理現象を説いた量子力学にふと興味を持ち、少し学んでみたのだが、研究で使用しているレーザの原理に通づるものがあり私の研究と量子力学につながりがあるのだと気づいた。驚くと同時に面白いと感じた。

 量子力学の根幹である「光」は不思議な性質を持つ。まず、物質中を伝わる速度が異常に速い。秒速30万kmといわれている。この異常な速さを昔の人はどういった方法で測ったのだろうか。

 物理学者フィゾーは、光源と鏡の間に歯車をおき、往復する光が回転する歯車の歯に遮られたり、遮られなかったりする現象から光の速さを求めた。

 私が面白いと思ったのは歯車を使用していたことだ。私が思っていた歯車の役割とは全く違う視点から、歯車を利用していたのである。

 「歯車と光速測定」

 そんなつながりもあるのだとまた面白さを覚えた。うまくまとまらないが、私が言いたいのは

 「物と物のつながりに気づく」

こんな面白いことはなかなかないといことだ。しかもこれは意識的に気づこうとするのでなく、「はっと気づく」この瞬間が一番面白いのだ。

「研究に終わりはない。」こんな言葉をどこかで聞いたような気がするが「つながりに気づく。」そんな研究にも終わりはないのかもしれない。




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