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インターンシップと今の私

秋田大学 大学院 理工学研究科 システムデザイン工学専攻 機械工学コース M1
鞠子侑

 私は8月中旬から9月末までの夏期休業で、山形県のさくらんぼが有名な東根市にある「山形カシオ株式会社」と、茨城県桜川市の「株式会社スミハツ」の二つの企業のインターンシップに参加した。興味があったのと企業研究のために参加したのだが、もう一つ理由がある。その企業で働いている人達を見たかったからだ。 

 二つのインターンシップを通して、それぞれの企業で行っている事業のこと、開発を進めているプロジェクトの進捗や進め方、それと体験を通しての座談会、企業外との関わりを知り、自分がインターンシップに対して思っていた以上のものを得ることができた。元々持っていた興味はさらに濃くなり、企業研究に関しても立地や交通状況、周囲の環境といった企業外のことにも目を通すことができ、十分な成果を得られた。そして企業の人達は自分の目標を持って働いている姿を見た。 

 その姿を見て不安に感じた。私は現在、将来の目標が定まっていない状態である。目先の目標はたくさんあるが、インターンシップで見た人達のように自分の確固たる目標がまだない。内心焦ってもいる、だけど急いで決めてそれが私の将来の姿になったら、と思うとそれも不安になる。 

以上を踏まえて、私はこれからの大学院生活あと一年という短い期間、将来の目標を確固したものを持つということを目標の中で過ごしていき、充実した一年にする。これが今の「私」が将来の「私」に対してできることである。







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