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カナノウ旋風

秋田県立大学大学院システム科学技術研究科 機械知能システム学専攻 修士1年
三ツ井 健悟


 私は小学生と中学生の時に野球をやっていました。ポジションはキャッチャー。ピッチャーの投げる球種やコース、野手のポジショニングを指示するなど、守備の要となる重要なポジションです。大変なポジションではありましたが、試合をコントロールできることに魅力を感じて、自ら志願してキャッチャーを始めました。高校では野球をやりませんでしたが、野球の試合を見ること自体好きだったこともあり、今でもプロ野球や高校野球をテレビなどで、キャッチャーの視点で見ることが多いです。 

 私は秋田生まれの秋田暮らし23年目です。静かで大人しいイメージの秋田ですが、今年の夏、県民全体を巻き込んで熱くなった出来事がありました。夏の全国高校野球選手権大会で、秋田県代表の金足農業高校が準優勝したのです。秋田県の代表校としては実に103年ぶりの快挙でした。勝ち進むにつれて県民の期待度が上がり、テレビでも連日取り上げられていました。特に決勝戦の当日は各地でパブリックビューイングが開催され、平日にも関わらず県民がくぎ付けになって応援していました。もちろん私も研究室で(研究そっちのけで)試合の様子を見ていました。試合には負けてしまいましたが、最後まで一生懸命に白球を追いかける金足農業の選手の姿から、たくさんの元気をもらいました。 

 現在、私は研究室に配属されてから2年目の学生生活を送っています。研究室での活動は、研究だけではなくスポーツ大会や飲み会など、研究室のメンバーと協力して行うイベントが多く、充実した生活ができています。しかし、残りの学生生活では楽しいこともあれば、大変なこともあると思います。そんな時は、今年の金足農業の選手が見せてくれた一生懸命に頑張る姿を思い出して、さらに上のレベルに上がれるように努力していきたいと思います。  







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