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私にとっての「夢」

日本大学 工学部 機械工学科 4年
鈴木 大輝

 私の小学生頃の夢はスーパー戦隊や仮面ライダーなどのヒーローになることだった.しかし中学生になり進路を考え始めた頃,母親が介護の仕事に就き肉体労働で家に帰ってくるといつも疲れている印象を持った私は「母親のような介護に携わる人の手助けとなるようなマシンを作りたい」と考えるようになり進学する高校に地元の工業高校を選び,入学後の学科選択で機械工学科を選択した. 

 機械工学科では工作機械の使い方や金属材料などの勉強に励んだ.高校生になった私は,さらに強く考えるようになり深い知識を学ぶため就職ではなく大学進学を選んだ.入った高校が就職校であったためクラス内に大学進学希望者が42人中3人という状況だったが今在籍している日本大学工学部機械工学科に合格した. 大学生になり高校では学べなかった専門知識を学んできた.

 そして今4年生になり研究室に配属され卒業研究に取り組んでいる最中であり,今研究しているテーマがロボットと人との共存のための研究であるため自分の「夢」をかなえるのに最適な研究テーマだと私は思った.研究の進捗は決していいとは言えないが私はこの研究をとても楽しくわくわくしながら行っている.これは夢に近づいていると考えている故に楽しいのだと思う. 

 私にとっての「夢」とは家族への恩返しである.前述したがこの夢を持ったのはもともと母親を想って持った夢である.両親,特に母親には多大なる迷惑をかけているのでこれで全て返せるとは思っていないがこれを最初の恩返しとして続けていけたらと考えている.

 夢の捉え方は人それぞれである.しかし夢を持つことは決してマイナスになることは無く,いくつになっても夢を持つことを止めてはいけないと思う. 







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