行事番号9-114

講習会 「とことんわかるモデリングと制御2009」〜環境対応技術〜

(主催:日本機械学会 交通・物流部門)
(協賛(予定):計測自動制御学会,自動車技術会,システム制御情報学会,精密工学会,電気学会,電子情報通信学会,日本工学会,日本シミュレーション学会,日本ファジィ学会,日本フルードパワーシステム学会)

●開催日・会場
開催日 2009年 11月18日(水)
会 場 日本機械学会 会議室
    [東京都新宿区信濃町35番地 信濃町煉瓦館5階/電話:03-5360-3500
定員 70名 (定員になり次第締切ります)  

●趣  旨   
自動車の地球環境問題において,地球のような巨大なシステムのデザイン工学が未成熟であることに加え自動車自体も複雑なシステムであって,解決するための手法として制御系を構築することは非常に難しい課題となっています.
そこでまず自動車の地球環境問題について俯瞰し,車両モデルの構築方法について概論します.さらに,自動車の環境問題を解決する実例として,HEV,EVの制御系設計について各論的にわかりやすく説明していただきます.講師陣は,それぞれの分野を代表する方々にお願いすることに致しました.またポスター講演があり,大学で研究されている若手研究者の声を聞く機会を設けました.今年は弁当付き講習会となっており,昼食時に意見を交換することが出来ます.

●題目と講師

9:30-9:35/開会の辞
第2技術委員会委員長  高田 博(いすゞ自動車(株) 車両研究実験部)

9:35-10:35/(1) 自動車の環境・エネルギーに関わる将来技術
 ガソリン車とディーゼル車に対しては,今後排気浄化を徹底した上で,石油の消費抑制とCO2の排出削減のため燃費改善技術の開発が進められている.それと同時に,それらの環境性能を越えるハイブリッド車,電気自動車,燃料電池車等の各種エコカーや新燃料の利用技術の開発・実用化が進められている.さらには,自動車利用の改善や高度化を実現すれば,わが国の運輸部門におけるCO2排出量を2030年には半減し,2050年頃には8割程度削減することが可能になるものと予想される.
大聖 泰弘(早稲田大学大学院創造理工学研究科)

10:45-11:45/(2) HEV/EVの駆動系と車両運動のモデリングと制御
 ハイブリッド電気自動車および電気自動車において,車両の走行シミュレーションに必要な駆動系システムの各要素と車両運動のモデルの記述と,そのモデルを用いた駆動系の制御系設計手法の一例についてわかりやすく解説する.また,ドライバの運転操作モデルを加えて,ハイブリッド電気自動車の燃費性能への効果の評価シミュレーションについて紹介する.
ポンサトーン・ラクシンチャラーンサク (東京農工大学 機械システム工学科)

12:45-13:45/(3) トヨタハイブリッドシステム 〜システム制御とハイブリッドユニット〜
 地球温暖化,エネルギーセキュリティ,都市部の大気汚染など自動車が直面する課題に対してハイブリッド自動車,電気自動車,さらには燃料電池自動車の普及拡大が取り組まれている.本講習では,トヨタプリウスに代表されるハイブリッドシステムの構成とモータ,インバータ,電池の技術進歩について基本的な内容と最新の状況を概説する.また家庭充電が可能なプラグインハイブリッドについてその取り組み状況を紹介する.
朝倉 吉隆(トヨタ自動車(株) HVシステム開発統括部 主査)

13:55-14:55/(4) 新世代電気自動車『i-MiEV』におけるEVシステム制御の概要
 電気自動車は,電池に蓄えられた電気でモータを駆動して走行する.また電気を蓄えるために充電する.このように,電気自動車の制御の中心は電池にある.電池の状態を充分把握した上で,あらゆる状況でも電池能力を最大限に引き出し,安全な状態に制御する必要がある.これらのEVシステム制御を,新世代電気自動車『i-MiEV』で構築したので紹介する.
半田 和功(三菱自動車工業(株) MiEV技術部)

15:05-16:05/(5) 車載用リチウムイオン電池のモデル化と制御
 ハイブリッド自動車や電気自動車に搭載される車載用リチウムイオン電池のモデル化と制御方法について紹介する.リチウムイオン電池の性能を最大限に引き出すためには,電圧,電流,温度の情報から充電状態や劣化状態を正しく検知し,状態に応じた最適な充放電制御を行う必要がある.各種状態検知方法の概要と,ソフトウェア開発に用いるシミュレーションモデルの適用状況について説明する.
天野 雅彦 ((株)日立製作所 日立研究所)

16:15-17:15/(6) 水素自動車『RX-8ハイドロジェンRE』 のデュアルフューエルシステム
 RX-8ハイドロジェンREは,水素燃料が空になったり,万が一水素燃料供給系に異常が起きたりしたときでも,ドライバが安全に運転を継続できることが特徴である.このため,走行中にガソリン燃料切替えを可能にするデュアルフューエルシステムを開発した.新しく開発したノルウェー仕様のRX-8ハイドロジェンREを例にデュアルフューエルシステムについて紹介する.
齊藤 智明(マツダ(株) 技術研究所)

17:15-17:20/閉会の辞
第2技術委員会幹事  河合 俊岳((株)本田技術研究所 四輪開発センター)

●参加費
会員および協賛団体会員15,000円(学生員3,000円),会員外25,000円(一般学生4,000円).いずれも,教材1冊分,昼食弁当代金を含みます.開催日の10日前までに聴講料が着金するようにお申し込み下さい.以降は定員に余裕がある場合のみ当日受付をいたします.聴講券発券後は取り消しのお申し出がありましても聴講料は返金できませんのでご注意願います.
●申込方法
  申込者1名につき,本会所定の行事申込書1枚(コピー可)に,必要事項を記入し,代金を添えてお申込み下さい.
http://www.jsme.or.jp/kousyu2.htm
よりオンライン申し込み,または
http://www.jsme.or.jp/gyosan0.htm より行事申込書のダウンロードも可能です.

(社)日本機械学会 交通・物流部門担当 大黒
    TEL:03-5360-3500, FAX:03-5360-3508
    E-mail:daikoku@jsme.or.jp

 
■お問合わせは
日本機械学会 交通・物流部門
〒160-0016 東京都新宿区信濃町35(信濃町煉瓦館5階)TEL(03)5360-3500(代表) FAX(03)5360-3508
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