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技術委員会2000年度活動報告
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●第1技術委員会(共通技術、新技術、基盤技術)活動報告

委員長 中村 輝雄(TCM)

 第1技術委員会では、部門表彰および部門委員会改革案の審議を中心とした活動を行いました。
 2000年12月に開催しました第9回交通・物流部門大会および第7回鉄道技術連合シンポジウムにおける優秀論文講演の審査を各技術委員会のご協力を得て実施致しました。さらに審査結果について慎重に審議を重ねました結果、優秀な成果を発表された多くの若手候補者の中から、特に秀逸な被表彰者6名を選考致しました。
 また、各技術委員会から推薦された部門功績賞ならびに業績賞の候補者について慎重に審議を重ね、各1名の被表彰候補者を選考中です。
 さらに、次年度から部門制が大幅に改革されるのに伴い、部門運営と技術委員会の改革案について答申案をまとめ部部門運営のスピードアップと機能強化策を検討致しました。

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●第2技術委員会(自動車、道路交通関係)活動報告

委員長 小島 幸夫(科学警察研究所)

 今年度も幸いにも活発な活動が行われました。まず、5月8日の委員会では東京大学藤岡研究室を訪問し、ドライビングシミュレータに試乗しました。7月3日は"つくば市"の国立環境研究所および宇宙開発事業団筑波宇宙センターを訪問し、電気自動車、大気拡散風洞、地球環境研究センター等を見学しました。9月13,14日は鹿児島県屋久島を訪問し、世界自然遺産を守るために導入された電気自動車の使用実態調査を行いました。調査は上屋久町、屋久町での導入に至る経緯、導入経費、維持費、長所と短所、今後の課題等幅広い項目に及びました。写真は上屋久町で導入された電気自動車を背景に記念撮影したものです。詳細は当部門ホームページをご覧下さい。全員久しぶりに搭乗したYS-11に感激でした。
 今年の講習会は、まもなく訪れる21世紀を目前にして、「日本の自動車技術の世界における位置付けを探る−21世紀へのカウントダウン−」と題して、11月13日に実施しました。幸いにも52名の参加者があり、20世紀最後の意義深い講習会となりました。
 本会の運営にご協力いただいた関係各位に感謝申し上げます。

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●第3技術委員会(鉄道、軌道交通関係)活動報告

委員長 須田 義大(東京大学)

 今年度の第3技術委員会では、バリアフリーとLRV車両、新幹線試験車、アルミ車体の新しい溶接方法、コンカレントエンジニアリングなどについての情報交換を行いました。昨年3月には地下鉄脱線衝突事故が発生し、鉄道の安全性や脱線メカニズム、防止対策などが社会問題となりましたので、本技術委員会においても議論を深めました。また、東急世田谷線300形、名鉄美濃町線800形、JR東海923形新幹線電気軌道試験車の見学会、試乗会も実施し、本年1月には講習会「車輪/レールの接触と鉄道車両のダイナミクス」を開催し多数の参加者を得ました。21世紀の鉄道車両のグランドデザインを検討する新たな研究分科会を企画し近く発足予定です。さらに、2003年へに向けた国際会議の企画も行っております。今後もこのような活動を通じ、軌道系交通システムに関する情報の収集と関係各位への提供に積極的に努めてまいりたいと考えております。ご支援賜りますよう宜しくお願いいたします。

左:世田谷線見学会
右上:美濃町線見学会
右下:新幹線試験車見学会

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●第4技術委員会(航空機、宇宙アクセス関係)活動報告

委員長 松下 洸(航空宇宙技術研究所)

 第4技術委員会では今期は期日中に世紀を越えることになり、ライト兄弟による有人飛行成功からまもなく100年を迎えることから、新世紀を展望する講習会「世紀を越える航空機技術」を企画・開催しました。各界第一線の技術者、研究者による講演は参加された方々に十分満足いただけたと思います。テキストにまだ残部がありますのでお申込み下さい。委員会では会議開催と併せて航空宇宙関連の研究開発施設、生産ラインの見学会を3回実施してきました。写真は航空宇宙技術研究所に新たに整備された多目的実験航空機Mupal‐αを昨年4月に見学したときのものです。この機体はコンピュータ制御されていて、プログラムを変えることで別の航空機であるかのように飛ぶことが出来る空飛ぶ実験機(イン・フライト・シミュレータ)になっています。この種の実験機を持つ国はアメリカ、ドイツなどに限られます。今後も講習会、見学会などを通じて最新情報をお伝えしていきたいと思っています。

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●第5技術委員会(船舶、海洋関係)活動報告

委員長 永田勝利(日本海事協会)

 船舶・海洋に関連した技術について,より多くの方々と情報交換を行うことを目的として今期の活動を行ってきましたが,残念ながら,例年に比べ低調なものとなってしまいました。しかしながら,学会員の方々への船舶・海洋関連の情報提供という意味では,ニュースレター等に話題を提供でき,有意義な1年でした。
また,当該分野における新技術の動向としては,超大型浮体式海洋構造物(メガフロート)の開発の進展,実用化へ向けての取り組み等が大きな話題となりました。また,地球的規模の環境問題が重要視される中,舶用ディーゼル機関からのNOx等有害汚染物質に対する排出削減技術の開発等,各関連業界において真剣な取り組みを実感できた1年でした。このような新技術への期待が高まる中,委員会メンバーも船舶の安全及び環境保全の重要性を改めて認識させられました。
今後も,学会誌,部門大会,見学会等を通じて当該分野に関する新技術の紹介等を積極的に行っていきますので,第5技術委員会へのご協力をよろしくお願い致します。

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●第6技術委員会(昇降機、遊戯施設)活動報告

委員長 中井 恵一郎(日本オーチス・エレベータ)

 昇降機,遊戯施設関連の技術について情報交換を行うという主旨で,今期の活動を行ってきましたが,残念ながら,例年に比べて低調なものになってしまいました。
 しかしながら,12月に開催された「交通・物流部門大会」においては,昇降機関連の最新技術の情報提供という意味では有意義な1年でした。
 また,昇降機関連では「機械室無しエレベーター」の普及で技術的に変化の大きかった年でもありました。
 第6技術委員会では,今後もさまざまな活動で関連する技術情報の提供をしていく予定です。是非,多数の参加,協力をお願いしますと共に,ご意見があればお気軽にご連絡ください。
 最後に委員会活動にご協力くださいました皆様に,この場を借りて厚くお礼申し上げます。

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●第7・8技術委員会(物流・産業機械)(建設・運搬機械)活動報告

第7技術委員会委員長 市野 哲郎(住友重機械工業)
第8技術委員会委員長 橘内 良雄(日本クレーン協会)

 本年度も物流・産業機械の第7と建設機械・運搬の第8とで合同で活動してきました。活動は約2ヶ月に1度の割合で開催する技術委員会を初め、最新技術のより一層の理解を深める意味で、「21世紀を支えるロジスティクスソリューション」のテーマで講習会を開催しました。又昨年来研究会で実施してきました「限界状態設計法」の成果を踏まえ、2001年の年次大会において「限界状態設計法とその適用」と題する研究セッションを企画しました。
 上記以外に「部門活性化」という大きなテーマがあり、議論を重ねて参りましたが、まだまだ決め手が無く、今後の課題として継続していきたいと考えます。
 今後共、交通・物流部門を初め第7・8技術委員会への御協力をお願いします。

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■お問合わせは
日本機械学会 交通・物流部門
〒160-0016 東京都新宿区信濃町35(信濃町煉瓦館5階)TEL(03)5360-3500(代表) FAX(03)5360-3508
last update 2001.02.08 Copyright(C) JSME TLD