大会幹事補佐 林 一樹(東海旅客鉄道)
2000年12月13日から3日間、交通・物流部門副部門長である伊藤廣実行委員長(総合科学研究機構つくばロジスティックス研究所)のもと、川崎市産業振興会館にて第9回交通・物流部門大会を開催いたしました。今年度は、大会2日目に景山一郎前部門長(日大)による部門功績賞表彰式を行い、受賞者である松本陽氏(運輸省交通安全公害研究所)により「"ビューティフル・カーヴィング"をめざして−鉄道の曲線通過に関わる研究課題とその成果−」というテーマで特別講演をいただきました。これまでの豊富な研究成果を中心に今後の鉄道技術をリードする、示唆に富むご講演をいただきました。今年度のJ−RAILは日本機械学会主催であったため、鉄道に興味ある交通関係者の関心をより高め多くの論文と参加者を期待して、J−RAILと部門大会を同時に同じ場所で開催することとしました。9テーマ18セッションにおいて77件の論文が発表され、4件の基調講演も行われ、登録者数はJ-RAILを含め462名となりました。各セッションにおいては、多くの参加者によって活発な討議が繰り広げられました。さらに、懇親会に電気、土木学会関係者を含め56名の方々が参加されるなど、部門大会を盛況のうちに終えることができました。