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空気浮上・リニア推進による新交通システム(リニアシャトルシステム)


基本仕様
タイプ
302型
303型
車両長
9.1m
12.8m
車両幅
2.9m
定格定員
81名
122名
最高速度
50km/h
連続登坂能力
60%
最小水平曲線半径
15.2m
22.9m

近年の新交通システムには、タイヤ式、磁気浮上式、空気浮上式等多くの車両支持方式があり、駆動方式においてもタイヤ駆動、ロープ駆動、リニア駆動等多くの方式が実用化されている。

ここに紹介する、空気浮上・リニア推進による新交通システム(リニアシャトルシステム)は、車両に取付けられたブロワ装置から、アルミとゴムパッドにより構成された空気浮上装置(エアパッド)に空気を送り、車両と軌道面との間に空気の層を形成し車両を支持する。この車両を、リニアモータ推進により走行する全自動の旅客輸送システムである。車両の案内は、車両両側面に取付けられている4セットのガイダンスユニットおよび軌道両側面に設置されている案内レールによる。集電は、側方集電方式を採用しガイダンスユニットに取付けられた集電装置および軌道側面に設置されているパワーレールによる。

本システムは、空気により車両を支持することにより、タイヤ方式の新交通システムなどに比べ、メンテナンスが容易で騒音・振動が少なく、浮上停止により非常ブレーキがかかるため、安全性も高い。また、横移動も可能なため、駅舎や車両基地等のスペースを少なくすることが可能となり、都市、空港内、ビジネスパーク、ショッピングモール、リゾート施設、多目的施設等のアクセスとして適用範囲が広く、社会的な波及効果も大きく期待できるシステムである。

このシステムは、3年間にわたる運輸省の技術的性能・安全性・環境への影響等に関する110項目以上に及ぶ実機検証の結果良好な結果を得ることができた。



取材協力・図:日本オーチス・エレベータ(株)

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last update 2001.02.08 Copyright(C) JSME TLD