イブニングセミナー(第115回)

(技術と社会部門企画)


開 催 日: 2009年4月22日(水)18.00〜20.00
会   場: 早稲田大学理工学部(大久保キャンバス) 62号館1階大会議室(予定)
[東京都新宿区大久保3-4-1/電話(03)5286-3000
地下鉄副都心線「西早稲田」駅となり, JR「高田馬場」駅戸山口下車徒歩12分, 都バス(高71)九段下行「都立障害者センター」下車徒歩1分, →早稲田大学キャンパス案内図(早稲田大学のホームページ)

趣   旨:

 技術はいま,資源,環境問題をはじめ,巨大化とブラックボックス化による人間疎外の傾向に関して多くの批判にさらされている.技術が受け入れられて発展するのも,拒絶され衰微するのも,また技術者の社会的地位のあり方も社会との深い関わりの中にあることは明らかである.我々が新しい時代を担う責任ある技術者であろうとするならば,人間についての深い洞察を持つとともに,社会の動きを正しく見極めなければならない.技術と人間,技術と社会の関わりについて現状を理解し,将来を展望することを目的とする.

テーマ
および講師:

「縮小社会:自然法則に逆らわない成熟した人間社会へ」

 環境問題の根本的な原因が大量消費社会であることを疑う人はほとんどいないのに、日本のみならず世界中どこを見ても本格的な脱大量消費の運動にも政策にも結びついておらず、あるのは従来延長型技術への一層の依存とささやかな節約の勧めだけです。しかしこれで本当に問題を解決できると信ずるには、あまりにも多くの疑問があります。
 本講演では、従来型の技術による解決はなぜ困難かについて、技術と経済とのかかわり、および現在関心を集めているいくつかの環境技術の基本的な問題点などから検討し、根本的な解決としての縮小社会について考えます。
 社会の縮小は決して悲観論でも後退でもなく、自然法則に逆らわない、より深みのある、成熟した人間社会への進歩であり、この実現のためには、技術者にとっては、一層の創造力とより深い知恵が求められる新しい挑戦となるでしょう。本講演が、新たな一歩の場になればと考えております。

 

講師: 石田靖彦(環境情報アナリスト、東京経済大学非常勤講師)

定   員: 40名
参 加 費: 会員1000円(学生無料),非会員1500円(学生非会員500円)
(当日会場にて受け付けます)
申込み方法: 「イブニングセミナー(第115回)申込み」と題記し,(1)会員資格(会員番号),(2)氏名,(3)勤務先・所属,(4)連絡先(郵便番号・住所・電話番号・E-mailアドレス)を明記の上,E-mailまたはFAXにて下記までお申し込みください.
なお,当日会場でも申込みを受付けます.
申込先

日本機械学会(担当職員 井上 理)E-mail:inoue@jsme.or.jp ,FAX. 03-5360-3508

<懇親会> 高田馬場駅前の土風炉(とふろ)にて、講師を囲んで懇親会を行います。
(会費\3,000程度)
問合せ先: 〒150-8677 東京都渋谷区恵比寿2-27-10 日機装第2別館
日機装(株)流体技術カンパニー
 小西義昭
TEL:03-3443-3728  FAX:03-3444-2403
E-mail:y.konishi@nikkiso.co.jp


都立産業技術高専
 吉田喜一
TEL:03-3801-0146 ex.544
E-mail:kyoshida@kouku-k.ac.jp

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