イブニングセミナー(第125回)

(技術と社会部門企画)


開 催 日: 2010年3月24日(水)18.00〜20.00
会   場: 早稲田大学理工学部(大久保キャンパス) 62号館1階大会議室会場
東京都新宿区大久保3-4-1/電話(03)5286-3000
地下鉄副都心線「西早稲田」駅(早稲田大学構内に出口)0分、JR「高田馬場」駅戸山口下車徒歩12分,
早稲田大学キャンパス案内図(http://www.waseda.jp/jp/campus/okubo.html)

趣   旨:

 技術はいま,資源,環境問題をはじめ,巨大化とブラックボックス化による人間疎外の傾向に関して多くの批判にさらされている.技術が受け入れられて発展するのも,拒絶され衰微するのも,また技術者の社会的地位のあり方も社会との深い関わりの中にあることは明らかである.我々が新しい時代を担う責任ある技術者であろうとするならば,人間についての深い洞察を持つとともに,社会の動きを正しく見極めなければならない.技術と人間,技術と社会の関わりについて現状を理解し,将来を展望することを目的とする.

テーマ
および講師:

「世の中に使える技術を大学に教える―生き残ったTLO―」

 TLOとはTechnology Licensing Organization(技術移転機関)の略称であり、大学の特許や研究成果を民間企業等へ技術移転することを認められた機関ですが,使用者の実際の要求に大学の基礎技術は民間企業による製品化技術無しには直接繋がりません.しかし多くのTLOは大学の持つ技術の特許化に重きを置いていて,努力しても特許のうちの2/3が使われずにあることに眼を瞑っているために技術移転が進んでいない.このために大学のTLOは縮小の方向にあります.
この中にあって,キャンパスクリエイトはTLO法の成立の翌年に株式会社として設立し、2003年に経済産業省・文部科学省承認TLOとして認可され,2005年にはTLOとして国内で初めてISO9001を取得したユニークな技術移転機関です.大学のキャンパスに留まらず,社会に対しても
  Coordinator of Ambitious Program between the University and industrial Society
として,TLOが最初から最後まで中継ぎをすることで企業化された実例を紹介してもらいます.
 大学に不足するものは,時間・費用・組織・リスク管理の考え方で,企業に不足するのは基礎研究・用途の定まっていない先端技術と人材であれば,TLO本来の生き方は,何が世の中に使える技術かを大学に教え,実際に大学の中にその要素があることを大学と民間企業に示すために,世界中を飛び回る安田社長に企業秘密の限界の話を聞きたいと思います.

 

講師:安田耕平(潟Lャンパスクリエイト社長)

定   員: 40名
参 加 費: 会員1000円(学生無料),非会員1500円(学生非会員500円)
(当日会場にて受け付けます)
申込み方法: 「イブニングセミナー(第125回)申込み」と題記し,(1)会員資格(会員番号),(2)氏名,(3)勤務先・所属,(4)連絡先(郵便番号・住所・電話番号・E-mailアドレス)を明記の上,E-mailまたはFAXにて下記までお申し込みください.
なお,当日会場でも申込みを受付けます.
申込先

日本機械学会(担当職員 井上 理)E-mail:inoue@jsme.or.jp ,FAX. 03-5360-3508

<懇親会> 高田馬場駅前の土風炉(とふろ)にて、講師を囲んで懇親会を行います。
(会費\3,000程度)
問合せ先:

(株)日機装技術研究所/小西義昭/tel.:042-392-3087? E-mail: y.konishi@nikkiso.co.jp
都立航空高専/吉田喜一/tel.:03-3801-0146 ex.544 E-mail: kyoshida@kouku-k.ac.jp

次回予定:

次回予定:2010年4月28日(水)18.00〜20.00
(仮題)「料理の話」 講師:東畑朝子(料理研究家)

 


行事一覧へ

部門トップページへ