イブニングセミナー(第129回)

(技術と社会部門企画)


開 催 日: 2010年7月28日(水)18.00〜20.00
会   場: 早稲田大学理工学部(大久保キャンパス) 62号館1階大会議室
東京都新宿区大久保3-4-1/電話(03)5286-3000
地下鉄副都心線「西早稲田」駅(早稲田大学構内に出口)0分、JR「高田馬場」駅戸山口下車徒歩12分,
早稲田大学キャンパス案内図(http://www.waseda.jp/jp/campus/okubo.html)

趣   旨:

 技術はいま,資源,環境問題をはじめ,巨大化とブラックボックス化による人間疎外の傾向に関して多くの批判にさらされている.技術が受け入れられて発展するのも,拒絶され衰微するのも,また技術者の社会的地位のあり方も社会との深い関わりの中にあることは明らかである.我々が新しい時代を担う責任ある技術者であろうとするならば,人間についての深い洞察を持つとともに,社会の動きを正しく見極めなければならない.技術と人間,技術と社会の関わりについて現状を理解し,将来を展望することを目的とする.

テーマ
および講師:

「音楽とバイクと愛犬と −技術屋が溶け込んだ異国の文化−」

 技術的内容の話はともかく、ドイツに送り出された若手技術者が,現地で体験した日独の文化のギャップの体験話を聞く。 
 チューバを吹きたくて地元楽団に入った際の言葉の問題や、楽団のあり方に関する違い、バイクを購入し、改造した時の自己責任の範囲に関する違い、自転車や犬までも許容するなどの交通機関における違い、相手が話せるかどうかは関係なくドイツ語で話しかけてくる現地の人々との現地語会話、このような日本とドイツの文化の違いに驚きながらも、その壁が無かったかのように溶け込んでいった技術者が、仕事に関して、趣味に関して、現地のドイツ人との交流から学んだことを語る。
 楽団の演奏会での出演が地元新聞記事になったり、バイクを通してヨーロッパ中のライダーと知り合ったり、ようやくドイツでの生活に慣れた頃に帰国を命ぜられ、今度は日本で再び文化のギャップに遭うことになり…。天国と地獄は隣合わせに見える。
 短期の出張で訪れ、いくらか観光要素が残る技術者もいれば、長期駐在において現地で骨を埋める覚悟の技術者もいる。技術者が本当の意味で国境のない活動をするには、自分の人生を大切に出来る能力が必要かもしれない。


 


服部雅威(日機装潟vロジェクト推進室)

参 加 費: 会員1000円(学生無料),非会員1500円(学生非会員500円)
(当日会場にて受け付けます)
申込み方法: 「イブニングセミナー(第128回)申込み」と題記し,(1)会員資格(会員番号),(2)氏名,(3)勤務先・所属,(4)連絡先(郵便番号・住所・電話番号・E-mailアドレス)を明記の上,E-mailまたはFAXにて下記までお申し込みください.
なお,当日会場でも申込みを受付けます.
申込先

日本機械学会(担当職員 井上 理)E-mail:inoue@jsme.or.jp ,FAX. 03-5360-3508

<懇親会> 高田馬場駅前の土風炉(とふろ)にて、講師を囲んで懇親会を行います。
(会費\3,000程度)
問合せ先:

(株)日機装技術研究所/小西義昭/tel.:042-392-3087? E-mail: y.konishi@nikkiso.co.jp
都立産業技術高専/吉田喜一/tel.:03-3801-0146 ex.544 E-mail:kyoshida@acp.metro-cit.ac.jp

次回予定:

2010年8月25日(水)18.00〜20.00
内容未定


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