イブニングセミナー(第149回)

(技術と社会部門企画)


開 催 日: 2012年5月30日(水)18.00〜20.00
会   場: 明治大学理工学部 駿河台キャンパス(リバティタワー 1154教室)
東京都千代田区神田駿河台1-1/電話(03)3296-4545
JR中央線・総武線、東京メトロ丸ノ内線/御茶ノ水駅 下車徒歩3分
明治大学キャンパス案内図(http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/campus.html)
明治大学アクセスマップ(http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html)

趣   旨:

 技術はいま,資源,環境問題をはじめ,巨大化とブラックボックス化による人間疎外の傾向に関して多くの批判にさらされている.技術が受け入れられて発展するのも,拒絶され衰微するのも,また技術者の社会的地位のあり方も社会との深い関わりの中にあることは明らかである.我々が新しい時代を担う責任ある技術者であろうとするならば,人間についての深い洞察を持つとともに,社会の動きを正しく見極めなければならない.技術と人間,技術と社会の関わりについて現状を理解し,将来を展望することを目的とする.

テーマ
および講師:

「企業の中の学校と企業内教育−ある企業人の回想から−」

  企業は人,企業の栄枯盛衰は人材にある.企業の進む方向を決め,それを実行するのは人の意志による.今から半世紀前,どこの企業でも人を育てるという気風が満ち溢れ,企業内教育は当然のように行われ,大企業では自らの企業内学校を創り現在まで続けているものも多い.日本の高度経済成長を支えた多くの企業の背景にある「企業内教育」の重要性を軽視することは出来ない.
 応用力・実践力を養成するための企業内教育は,理解力を養成するための普通教育とともに,今後も企業のみならず国家や人間社会の発展のために,次世代を担う人々への教育として欠かせない.
 戦後の企業内教育により育てられた,一人の技術系企業人(もと電子ディバイス開発技術者)である講師に,歴史の証人として,自己の経験と回想を踏まえてその実態を語っていただく.

 機械もコンピュータも,教えられたこと指示されたことから外れることなく現在のみを働くが,人の教育は知の伝承,「人を創り」「人を生かし」「人に任す」ことが基本である.「歴史に学ぶ」ことは過去との対話.「夢を描き」「夢を実現する」ことは未来との対話.そこには時空を超えた人と人との出会いがある.新しい日本,新しい世界を生み出す源泉は人的パワーであり,日本企業,世界企業の活動の活力の源となる企業内における人材育成の重要性が増し続けるのは言うまでもない.

高橋 豊(もと電子ディバイス開発技術者)


参 加 費: 会員1000円(学生無料),非会員1500円(学生非会員500円)
(当日会場にて受け付けます)
申込み方法: 「No. 00-00イブニングセミナー(第149回)申し込み」と題記し,
(1)会員資格(会員番号)
(2)氏名
(3)勤務先・所属
(4)連絡先(郵便番号・住所・電話番号・E-mailアドレス)
を明記の上,E-mailまたはFAXにて下記までお申し込みください。
申込先

日本機械学会(担当職員 曽根原)E-mail:sonehara@jsme.or.jp ,FAX. 03-5360-3508

<懇親会> 大学近くの「バブレストラン アミ」にて,講師を囲んで懇親会を行います. 会費\3,000程度
問合せ先:

(株)日機装技術研究所/小西義昭/tel.:042-392-3087  明治大学/村田良美/tel.:044-934-7350 E-mail:y.konishi@nikkiso.co.jp  murata@isc.meiji.ac.jp

次回予定:

2012年6月27日(水)18.00〜20.00


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