イブニングセミナー(第48回)

(技術と社会部門企画)


開 催 日:2003年3月26日(水)18:00-20:00 (毎月最終水曜日開催予定)
会   場: 早稲田大学理工学部(大久保キャンバス)62号館W棟1階第1会議室
 [東京都新宿区大久保 3-4-1/電話(03)5286-3000/JR「高田馬場」駅戸山口下車 徒歩12分,都バス「都立 障害者センター」下車徒歩1分,地下鉄東西線「高田馬場」駅下車徒歩12分] →大久保キャンパスの地図(早稲田大学のホームページ)
趣   旨:  技術はいま,資源,環境問題をはじめ,巨大化とブラックボックス化による人間疎外の傾向に関して多くの批判にさらされている.技術が受け入れられて発展するのも,拒絶され衰微するのも,また技術者の社会的地位のあり方も社会との深い関わりの中にあることは明らかである.我々が新しい時代を担う責任ある技術者であろうとするならば,人間についての深い洞察を持つとともに,社会の動きを正しく見極めなければならない.技術と人間,技術と社会の関わりについて現状を理解し,将来を展望することを目的とする.
テーマ
および講師:

テーマ「ものづくり基盤産業におけるひとづくり−職業能力開発の現状と課題−」

 近年,就業構造の変化,製造業の海外シフト,若年者を中心としたものづくり離れ,さらには熟練技能者の高齢化等により,わが国の経済発展を担うものづくり基盤技術の弱体化が危惧されている.ものづくり基盤産業新生のキーワードの一つは人づくりであるといえる.このための職業能力開発について語る.

【テクニシャン・エンジニア養成の変遷】
 学校教育で取り扱わなかった製造業等現場の基幹的労働者の育成である高度な実践技術者を養成する施設として全国に公共の職業能力開発大学校及び職業能力開発短期大学校が18校ある.若年者の教育訓練施設として,今日まで辿った経過と課題を述べるとともに,生産現場のリーダ養成として取り組んでいる職業能力開発大学校応用課程のものづくり課題学習について報告する.

【中高年齢者職業能力開発の手法とあり方】
 中高年にとって,不景気,リストラのよる雇用情勢は厳しいものがあるが,少子高齢化の進行する中で,中高年が培ってきた知識,経験を活かしつつ,年齢に係わらず働きづける環境整備が強く求められている.就業にあたっては多様な職業能力を的確に把握し評価した上で,各人の適性にあった就業方法を選択することが望まれる.近年の失業率の高止まりの要因として,職業能力や経験のミスマッが挙げられており,個々に合った職業能力を付加して就業の可能性を高める必要性がある.この付加するための訓練手法及び効果的職業能力開発のありかたについて報告する


講師: 山見 豊、辻 栄一(職業能力開発総合大学校)

定   員:40名
参 加 費:会員1000円(学生員無料),非会員1500円(学生500円)(今回より)(当日会場にて受け付けます)
申し込み方法:「No.02-イブニングセミナー(第44回)申込み」と題記し,(1)勤務先・所属課名・所在地,(2)氏名,(3)会員資格を記入の上,お申し込み下さい.定員をオーバーした方にはご連絡を差し上げますが,連絡の無い方は当日ご参集下さい.
FAX送付先:(03)5360-3508(担当職員 川崎)
問合せ先: 〒150-8677
東京都渋谷区恵比寿3-43-2
日機装(株) 小西義昭
電話:(03)3443−3738
FAX:(03)3440−3661

行事一覧へ

部門トップページへ