イブニングセミナー(第83回)

(技術と社会部門企画)


開 催 日: 2006年5月31日18:00〜20:00 (毎月最終水曜日開催)
会   場: 早稲田大学理工学部(大久保キャンバス)55号館2階第3会議室
[東京都新宿区大久保 3-4-1/電話(03)5286-3000/JR「高田馬場」駅戸山口下車 徒歩12分,都バス「都立 障害者センター」下車徒歩1分,地下鉄東西線「高田馬場」駅下車徒歩12分] →大久保キャンパスの地図(早稲田大学のホームページ)
趣   旨:  技術はいま,資源,環境問題をはじめ,巨大化とブラックボックス化による人間疎外の傾向に関して多くの批判にさらされている.技術が受け入れられて発展するのも,拒絶され衰微するのも,また技術者の社会的地位のあり方も社会との深い関わりの中にあることは明らかである.我々が新しい時代を担う責任ある技術者であろうとするならば,人間についての深い洞察を持つとともに,社会の動きを正しく見極めなければならない.技術と人間,技術と社会の関わりについて現状を理解し,将来を展望することを目的とする.
テーマ
および講師:

テーマ:「(仮題)壊さずになんでも調べる」

電磁コイルを用いた非破壊検査装置は、渦電流の表皮効果を利用したものです。
 検査対象物に電磁コイルを向けて、対象物表面に渦電流を発生させ、そのインピーダンス変化を検査・検出に用いることで、ものに傷をつけず、破壊せずに内部の傷を探し出せます。
 しかし、いままで表皮効果があるために、検査対象物の内部及び裏面に関して、インピーダンス変化を捉えるこの方法では、深い部分の検査は不可能とされていました。即ち、測定は表面及びその直下のみに利用されて来ました。 電磁誘導法を用いた電磁コイルで磁性体、反磁性体の内部及び裏面からのインピーダンス変化を捉えていることを、実験例や納入例を用いてご紹介します。

 この方法を20数年前より提案してきましたが、理論的な裏付けが完全では無いとのことで必ずしも受け入れられ手は居ません。しかし、測定を行なった現象からは内部の傷が検出できる可能性を示しています。これを最もうまく説明できる理論を構築ために議論をしてみることに興味ある方はぜひ理論付けに参加して下さい。
 渦電流の表皮効果を利用して、磁性体表面欠陥を非破壊で検査した方が、ノーベル賞を頂いたと聞いております。


講師:小濱博明(偕成エンジニア梶@代表取締役)

定   員: 40名
参 加 費: 会員1000円(学生員無料),非会員1500円(学生非会員500円)(当日会場にて受け付けます)
申込み方法: 「イブニングセミナー(第83回)申込み」と題記し,(1)会員資格(会員番号),(2)氏名,(3)勤務先・所属,(4)連絡先(郵便番号・住所・電話番号・E-mailアドレス)を明記の上,E-mailまたはFAXにて下記までお申し込みください.
なお,当日会場でも申込みを受付けます.
FAX送付先: (03)5360-3508(担当職員 加藤佐知子)E-mail:kato@jsme.or.jp
問合せ先: 〒150-8677 東京都渋谷区恵比寿2-27-10 日機装第2別館
日機装(株)流体技術カンパニー
 小西義昭
TEL:03-3443-3728  FAX:03-3444-2403
E-mail:y.konishi@nikkiso.co.jp

または,
東京都立航空高専
 吉田喜一
TEL:03-3801-0146 ex.544
E-mail:kyoshida@kouku-k.ac.jp

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