イブニングセミナー(第90回)

(技術と社会部門企画)


開 催 日: 2006年12月20日18:00〜20:00 color=#008800>(毎月最終水曜日開催)
会   場: 早稲田大学理工学部(大久保キャンバス)55号館S棟2階第3会議室
[東京都新宿区大久保 3-4-1/電話(03)5286-3000/JR「高田馬場」駅戸山口下車 徒歩12分,都バス「都立 障害者センター」下車徒歩1分,地下鉄東西線「高田馬場」駅下車徒歩12分] →大久保キャンパスの地図(早稲田大学のホームページ)
趣   旨:  技術はいま,資源,環境問題をはじめ,巨大化とブラックボックス化による人間疎外の傾向に関して多くの批判にさらされている.技術が受け入れられて発展するのも,拒絶され衰微するのも,また技術者の社会的地位のあり方も社会との深い関わりの中にあることは明らかである.我々が新しい時代を担う責任ある技術者であろうとするならば,人間についての深い洞察を持つとともに,社会の動きを正しく見極めなければならない.技術と人間,技術と社会の関わりについて現状を理解し,将来を展望することを目的とする.
テーマ
および講師:

44年目の再審開始決定を導いた物証鑑定 −名張ぶどう酒事件を例に−

1961(昭36)年、三重県名張市でおこった、ぶどう酒に農薬を入れて5人を殺害した事件について、無実をさけぶ奥西勝死刑囚に対し、2005年4月再審開始決定がなされた。この決定の背景には、弁護団の総力をあげて作成した新証拠の提出があった。ぶどう酒の王冠を、封印紙を切らずにあける方法、王冠についたキズと歯型の異同識別、数十年も前に製造中止となった農薬をネット社会ならではで収集した資料を、最新の分析手法による再鑑定を行った。 技術者も特許、事故などで、裁判にかかわる機会もあるかと思い、弁護団の苦心談をお話させていただきます。


講師:野嶋真人(名張毒ぶどう酒事件弁護団 弁護士)

定   員: 40名
参 加 費: 会員1000円(学生無料),非会員1500円(学生非会員500円)(当日会場にて受け付けます)
申込み方法: 「イブニングセミナー(第90回)申込み」と題記し,(1)会員資格(会員番号),(2)氏名,(3)勤務先・所属,(4)連絡先(郵便番号・住所・電話番号・E-mailアドレス)を明記の上,E-mailまたはFAXにて下記までお申し込みください.
なお,当日会場でも申込みを受付けます.
FAX送付先: (03)5360-3508(担当職員 加藤佐知子)E-mail:kato@jsme.or.jp
次回予定: 2007年1月31日(水)18.00〜20.00 講師:田口裕也(日本機械学会前会長)
問合せ先: 〒150-8677 東京都渋谷区恵比寿2-27-10 日機装第2別館
日機装(株)流体技術カンパニー
 小西義昭
TEL:03-3443-3728  FAX:03-3444-2403
E-mail:y.konishi@nikkiso.co.jp


都立産業技術高専
 吉田喜一
TEL:03-3801-0146 ex.544
E-mail:kyoshida@kouku-k.ac.jp

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