イブニングセミナー(第104回)

(技術と社会部門企画)


開 催 日: 2008年4月30日18:00〜20:00 (水曜日)
会   場: 早稲田大学理工学部(大久保キャンバス)
   55号館N棟大会議室 (会場が変更になりましたご注意ください)
[東京都新宿区大久保 3-4-1/電話(03)5286-3000/JR「高田馬場」駅戸山口下車 徒歩12分,都バス「都立 障害者センター」下車徒歩1分,地下鉄東西線「高田馬場」駅下車徒歩12分] →早稲田大学キャンパス案内図(早稲田大学のホームページ)
趣   旨:  技術はいま,資源,環境問題をはじめ,巨大化とブラックボックス化による人間疎外の傾向に関して多くの批判にさらされている.技術が受け入れられて発展するのも,拒絶され衰微するのも,また技術者の社会的地位のあり方も社会との深い関わりの中にあることは明らかである.我々が新しい時代を担う責任ある技術者であろうとするならば,人間についての深い洞察を持つとともに,社会の動きを正しく見極めなければならない.技術と人間,技術と社会の関わりについて現状を理解し,将来を展望することを目的とする.
テーマ
および講師:

「"いい湯だな!"を支える高効率給湯システム用熱交換器の開発」

 新しい熱交換器は、鋼管やステンレスの矩形、多角形、楕円形等、様々な異形断面チューブを製作する冷間引き工法を応用している。従来の二重管の伝熱面積は、外側の管の表面積より小さかったが、異形にすることで、2.5倍を超える例もあり、熱交換器用として飛躍的に増大すると共に、従来の二重管では解決できなかった大型・大径化とそれに伴う流速の低下という相反する課題を克服し、二重管の常識を覆した高効率な『多葉状伝熱管』が西山製作所により開発された。この製品は、1997年に京都で開催されたCOP3(第3回気候変動枠組み締約国会議)を受け、ガス焚き給湯器の効率改善が進められる中、小型・高効率化な「多葉状二重管熱交換器」として、ガス焚き給湯器エコジョーズ、その後開発されたヒートポンプ式自然冷媒(CO2)給湯機(エコキュート)等の「ふろ追い焚き熱交換器」として採用された。
 この曲げ加工が可能で、エコキュ―トの低流量特性に合った熱交換器の要求を満足する、ふろ水と高温水との水/水熱交換器の開発の取り組みや、さらに環境保全機器に向けた用途開発事例等を紹介する。
 家庭で"いい湯だな!"を支える独自製品である。


講師:石井 哲夫
(叶シ山製作所 開発部次長)

定   員: 40名
参 加 費: 会員1000円(学生無料),非会員1500円(学生非会員500円)(当日会場にて受け付けます)
申込み方法: 「イブニングセミナー(第104回)申込み」と題記し,(1)会員資格(会員番号),(2)氏名,(3)勤務先・所属,(4)連絡先(郵便番号・住所・電話番号・E-mailアドレス)を明記の上,E-mailまたはFAXにて下記までお申し込みください.
なお,当日会場でも申込みを受付けます.
FAX送付先: (03)5360-3508(担当職員 加藤佐知子)E-mail:kato@jsme.or.jp
問合せ先: 〒150-8677 東京都渋谷区恵比寿2-27-10 日機装第2別館
日機装(株)流体技術カンパニー
 小西義昭
TEL:03-3443-3728  FAX:03-3444-2403
E-mail:y.konishi@nikkiso.co.jp


都立産業技術高専
 吉田喜一
TEL:03-3801-0146 ex.544
E-mail:kyoshida@kouku-k.ac.jp

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